解体初め

本日はお日柄も良く、形ばかりの解体初めを執り行いました。

家の四方をお清めして、家の一部を壊しました。
いよいよ始まります。
慣れ親しんだ家に新たに手を加えて永く暮らして頂けるよう改修させて頂きます。

お施主様からも工事の安全を案ずるお言葉を頂き嬉しい限りです。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。

本日より

解体工事にかかっています。
内装から壊しにかかって夕方にはもうスッキリと小屋が見えてきました。
いまだと組むのに手間がかかる丸太の合掌組
解体したら綺麗に出てきました。
まだまだ解体工事は続きます。

掃除をする。

解体が終わり以前は隠れていた屋根の合掌組（トラス）
大口径の材料が手に入らない時に使われております。
斜めに材料を入れて重量を分散させる組み方
丸太同士で組まれており、昔は当然の事なので見せるまでも無い事でしょうが、
今となると非常に手間のかかった仕事。
かと言えこのまま見せるのにはあまり綺麗で無い
なので掃除しオイルを塗装していきます。

手前はそのまま、奥は掃除しオイルで仕上げました。
年月が感じられ良い雰囲気になりました。

吊る

階段が付いていた場所に柱が無いなぁ、とは思っていましたが。
上から吊るように階段を支えていました。
意外に平気なもんだなぁと昔の人の仕事を見て感心します。

組みなおし

元々あった下地を利用し新たに補強組みなおしをしております。
最近床の工事をされていたという事ですが、少々不安な部分もあり
補強、その後断熱材を入れるようになります。

少しづつ

補強をしたり、床を上げたり。
元々あった２階の床が不安定だったので壊して作り変え。
とても頑丈に組んでくれています。
流石ベテラン。

時代

リクシルでも無くトステムでも無くトーヨーサッシ。
サッシを入れ替える為に開口寸法を確認していたら見つけました。
ここ数十年の建材の進化を感じました。

先行配管

このご時世、エアコンを付けない家はありません。
ですが配管を露出して見せるのは見た目がちょっと・・・。
そんな時には先行配管をします。
冷媒管とドレン配管を下地の状態で施工し、完成後エアコン本体を取付ます。
古い家になるとどうやって配管経路を確保しようか・・・
と悩ましい。

二階

二階の姿が見えてきました。
手間のかかる枠を入れ終え壁の下地もできつつあります。
掃除した合掌が良い雰囲気を出してくれる事を期待しつつ。
家具工事にかかる段取りをしてゆきます。

難関

ただの枠に見えますが。
実は色々な要素としがらみのある非常に納まりの難しい枠でした。
どうやって組もうかと大工さんが悩み抜いてついに完成
流石綺麗に納めてくれました。

小屋梁

２階の部屋は、天井が相当低かったこともあり小屋梁を表して勾配天井にしました。
空間にも広がりが生まれましたし、トラス上に組まれた丸太梁もかわいらしいアクセントに^^

どっち！

既存の梁に干渉する木枠。
梁を削ってるのか、枠を削っているのか。
現地を見ても判断の難しい仕事。
流石です。

網代

薄く剥いだ竹や木を編んだ物です。
それをベニヤの上に張り付けた物ですが、天井へ施工します。
柾目で綺麗ですね。
密度はありますが、軽く見えます。

凍えた((+_+))

本日は終日現場で打ち合わせ。

このようにしっかり断熱材が入っているので建物の中は保冷の魔法瓶状態。
寒かった～(>_<)

この中で日々作業している大工さんには頭が下がりますm(__)m

焼き板

黒い姿になりました。
昔ながらの焼き板ですが、目板が無くスッキリとした印象に。

ですが墨が付いているので表情はあります。

中、外でピッチを上げて作業しております。

玄関

入って正面　飾り棚。
棚や枠が入って手間のかかる部分はほぼ完了しました。
色んなものが取り合って非常に難易度の高い部分。

流石の仕事です。

秘密基地

子供部屋にベッドを造作しました。
壁にはヒノキ板を貼り、少し奥まったスペースなのでツリーハウスの秘密基地のよう。

仕上がり？

内装の工事に入っております。
白いクロスが貼られているように見えますが、まだ下地。
この上に塗装の作業が残っています。
プラネットウォールのフェザーフィールという物です。
漆喰のような、牛乳のような自然の素材。
色味は変わりませんがテクスチャーの変化を感じられます。

白

壁が真っ白になりました。
プラネットウォールのフェザーフィールという材料
詳しい内容物までは覚えていませんが、牛乳と同じ「カゼイン」とよばれる成分が入っており
塗ってそのまま乾燥させれば何も問題は無いのですが、
作った材料をそのまま置いておくと腐るという恐ろしい現象が起こります。
本当に牛乳の腐った匂い
土壁も同じです、腐らせた土壁は馬糞の匂いがします。
自然の力を感じられる素材です。

お引き渡しに向けて

お引渡しの際にお施主様へお渡しする取扱い説明書をまとめています。
お引き渡しが楽しみです♪

それらしく

左官職人　建具が入ると急に家らしくなります。
いままで殺風景だった空間が一気に締まり
部屋として成り立ちました。
元の玄関と位置は一緒ですが、趣がガラッと変わりました。

本日はお引渡し　灯りがつくと

本日はお引渡しでした！
先日の現場レポートでも雰囲気がでていましたが灯りがつくとこの通り。
温かみのあるおもてなしの空間に。
ご両親さまが娘さんへひと言。ひな人形を飾るからね～という一言に日本の家はいいなぁ～と感じる今日この頃。これからこのお家で暮らされるお施主様の生活を創っているという使命を感じながらお引渡しをさせて頂きました。
おめでとうございます！

引き渡しは終わりましたが。

奇跡的に入ったミーレの食洗器。
次発注して商品が来るのが1年後とか・・・。

恐ろしいですねぇ。