茶湯を愉しむRC造住宅の耐震改修
時間
改修するにあたり今まで使っている物も、残せる物はのこします。
作る時、更に使ってからも人の手が入っている物を使う。
時の塊の様なイメージを受けます。
お茶の炉ともなると、様々な物語があることでしょう。
再びこの場所に帰ってきます。
解体工事の前に
本格的に解体をする前に欄間や茶道具などの再利用出来るものは取り外します。
解体が進み
内装が無くなりRC造の様相が露わになりました。
建って年月が建っていると色々と業者さんが入られた跡が見られます。
色んな所を継ぎ足しながら。
それらを纏めて綺麗にしていきます。
構造躯体
ここの現場はRC造。鉄筋コンクリート造と呼ばれる物です。
その内部に木造の基礎を作って和室やその他の部屋を作りこんでいました。
しっかり直していきます。
解体完了
解体屋さんの作業もすっかり終わり、きれいサッパリしました。
仕切りも無いこの状態だとピロティのようでね。
耐震補強その前に
本来は解体後すぐに耐震補強工事にかかる予定だったのですが、
元々のRCの躯体の不良が多数見つかりその補修の工事をしております。
時代のせいなのかもしれませんが、コンクリートの脆弱な部分が見て取れました。
大昔の構造設計された図面もあり、コンクリート強度の設定もきちんとされていたのですが、
ここまで弱る物かと思い知らされました。
この度はキクスイBR工法を採用して施工しております。
中性化したコンクリートにアルカリ性を付与し、鉄筋に防錆剤を塗布、既存面との接着性をよくして補修していきます。
防湿コンクリート
地中梁の間に防湿コンクリートを打設していきます。
標準的な構造だと、地中梁の上に打つのですが、元の構造ありきなので
最善をつくします。
床下に点検スペースが確保できるので木造の基礎のようで利便性は良いかもしれません。
物々しく
工具にホースが繋がってたり、服にファンが付いてたり。
厳重な雰囲気の作業員さん。
アンカーを専門に施工している職人さんです。
粉塵の舞わないよう、に掃除機に接続して穴を空けた後の埃を吸いながら作業しています。
斫、穿孔を専門にされてる業種の方は工具はHILTIに信を置いているようです。
トロッコ
列車が走ってしまいそうなレールの完成。
鉄工所の仮設工事は力強くて良いですね。
奥に重機が入らないので、ここから内部に鉄骨を運搬します。
なんだか楽しみな景色です。
うんとこしょ
大きなブレ-スが入りました。
4人がかりで組んでチェーンブロックで引っ張り上げてます。
高さ、前後の位置を確認して仮止め。
まだあと3か所あります。
重い物なので慎重に作業を進めていきます。
補強完了
鉄骨のブレース、グラウトの注入を経て、耐震補強は完了しました。
これで心置きなく内部の造作にかかれます。
座を上げる
耐震補強も無事終わり、床を上げる工事をしていました。
躯体がRCなので土台を敷いたり柱を立てたりと言う感じでは無く
床の下地を組んでいくといった雰囲気。
高さを、しっかり作業していきます。
ヤスメを入れる。
RC造なのですが、木造の部分もあります。
間取りが若干変わるので、柱を避けてヤスメを入れます。
そこまで大きく空く訳ではないので、材料も小ぶり。
天井高さも干渉してくる等色々絡みがあるので、注意しながら作業を進めております。
再利用
以前仕様されていた蛭釘。
お茶の釣窯を使用する時に自在鎖を掛けるための金物です。
使用感がとてもありますがこれは再利用します。
本来取付に必要なパーツが元々なかったので、工夫して取付せねば。
ながーい
通し柱の加工中。
既存の床に合わせる為大工さんにお願いして加工してもらってます。
現場が広いので、作業も捗ります。
山盛り
3時の休憩頃に現場に行くと木くずが山のように。
何かに使えれば良いのですが、何にも使えそうにありません。
袋に詰めてもって帰るばかりです。
長ーい
細長い建物を別棟で建てました。
2坪程の狭い建物。
今回の改修工事の肝です。
私も施工は初めてなので少し緊張しますが、
昨日の業者さんとの打ち合わせではこれで施工は問題無いでしょうとの事。
年末には設置完了するので、完成が非常に楽しみです。
スリガラス
普段はあまり使う事の無いスリガラス。
これだと結構至近距離のガラス越しでも型板ガラスより中外が見えません。
とても良い素材なのですが、何せ高い。
こちらは窓越しに耐震補強のブレースが見えてしまうので、使用しております
ですが影は良く見えますねぇ。
選ぶ
水屋の巾木に使う杉の材料。
幅が500mm程の物が必要なので、事務所の倉庫から選んで出しました。
木目の細かい綺麗な物があったのでそれを利用。
やはり目の詰まっている材料は美しいです。
久方ぶりの
もう完成しているのでは?
と思われても仕方がない位更新を失念しておりました。
ようやく内部が完成間近。
内側から補強の跡が窓の外に見られます。
規模が大きいのでようやく仕上がってまいりました。
細工
窯で湯を沸かすのも昔ながらの炭を使って沸かす場合と、今風の電気を使って沸かす場合があります。
その為の電源をどうするか? お茶をしない私はどのような使い方か今ひとつ想像がつかないので、施主さんと相談。
結果、埋め込んで、線を引き出して使うようになりました。
既製品では無い物のキレイに収まる事ができました。
以前よりも使い勝手良くなっていれば良いと思うばかり。