築40年 シンプルモダンリフォーム
RC!
木造だと思い取り掛かってみると。いきなりRC造
建物の4分の一程が鉄筋コンクリートで、残りが木造
この時代ならではの不思議な構造です。
何はともあれ解体していきます。
カメラの力
床の解体が完了しました。
ここまで解体すると清々しいです。
あと数日で解体は完了しそうです。
座上げ
扇風機が3台もありますね。
外も暑いですが、中も暑い。
床を上げて作業もしやすくなりました。
しばらくはサッシを入れていく作業になります。
元お風呂
元々お風呂の入っていた場所にお風呂を再び入れます。
大きく場所を変える事もありますが、
やはり元々他の部屋との取り合いを考えられて水回りを計画している事もあり
今回は元の場所へ納まります。
「何故タイルが残っているのか?」
と言いますと、これでお風呂が入るからです。
当然タイルを解体する事は可能ですが
施工的にも機能的にも問題の無いので、そのままにさせて頂きました。
手間はかけるべき処にかけるのが肝要です。
ヤスメ
増改築にて往々にしてある間取りの変更。
間口を広げるなんてことは良くある事です。
かと言ってこの柱邪魔だからどけよう!と簡単に切れるわけも無く
当然補強します。
柱を抜いた部分にヤスメと呼ばれる横架材を入れ
元々柱にかかっていた加重を両端部の柱に架け替えます。
これで気兼ねなく間取りを変更できます。
残す
土壁を残す、残さない?
という問題がこの時代の建物を触る時は発生してきます。
今では考えられませんが間違いなく昔の建物の壁には土がついています。
調湿、蓄熱の効果は大いにありますが、断熱性に関してはとても弱いです。
それを補うのが土壁外断熱工法なのですが、大きく費用がアップしてしまいます。
取るにしろ、取らないにしろ、正しい形での改修をしていかねばなりません。
止っていない。
今の住宅はどこもかしこもキッチリ止っていますが。
このような土壁の家の天井裏はこんな事になっている事が往々にしてあります。
梁と壁の間に空間があります。天井裏の見えない所まで仕上げる必要が無いからですね。
別に悪い事ではありません。
ハッキリとした施工指針がなかったので、職人さんの個性で色んな施工方法があります。
仕事を習っていた親方が違えば仕上がりも違います。
材料も地の物を使って建てていたり、家に個性のある時代。
均一な仕上がりも良いですが、斑や遊びのある家も良いです。
洗面 トイレ天井下地
RCに下地組み!矩を確認して作業していきます。
ボード施工
大工さん、ボード施工に入ってます。
取付物がある壁は、Mクロス。
合板にライナー紙を貼っている下地用合板です。
ライナー紙を貼って合板から染み出るアクやシミを防止してくれます。
便利ですよねー。
【クロス】
クロス工事も、終盤です。
お部屋の雰囲気が、変わりますね。
来週から、キッチン施工に移ります。
【建具】
本日、建具の搬入日となります。
造作の建具が多く、明日から切込スタートです。
元々使用されていた建具も、貼り替えして使用します。建具が入ると、雰囲気が一気に変わりますね。
本日の大工さん
今日は、天井や壁の仕上げ材を貼る工事をしています。
木を薄くスライスした、所謂【突き板】と呼ばれる材の施工です。
ミリ単位で、収まりにくい箇所などもあり、削って整えたりと、頑張ってくれてます。
【エアコン工事】
工事も後少しとなりました。
本日は、エアコンの設置工事です。
別工事の職人さんと重なったのですが、互いに協力して頂きながら、丁寧な作業で完了です。
ありがとうございます!
【美装後の風景】
写真では見えにくいですが、ここで見えているフローリングは、エイジング加工が施されているクリのフロアとなります。
エイジング加工とは、傷や凹みをわざと着け、昔から使い込まれたかの様な雰囲気をだす技術です。今回の和の雰囲気にも合っていますね。