~築120年玉野市古民家~『先代の想いをつなぐ再生工事』
解体が始まります。
今日から解体開始です。
まずはまた使わせてもらう建具を外しました。
床の間と書院
床の間と書院です。
ここは壁の塗替えくらいであまり触らない予定です。
長押は雛留めしてますね。
大引天井
玄関の天井は大引天井です。
ここはこのまま活かすつもりです。
ツバメが巣を作ってます。
寄せ蟻
竿縁天井の竿は寄せ蟻で仕事をしてました。
勉強になります。
小屋組
天井を剥ぐとこのような小屋組になっていました。
とても複雑な小屋組です。
まだまだ解体は続きます。
天井の解体は終了しました。
壁の解体も大方終わりました。
後は床の解体です。
床の解体
床の解体が終わりました。
床下は大引を丸太で組んで束を石で受けてました。
仮筋交い
補強のために仮筋を入れていきました。
今では筋交いを入れるのは当たり前ですが、昔の家は筋交いがないのが多いです。
仮の柱に変えました。
家を上げるために事前準備で柱を仮ですけど変えました。
この場所はお風呂があり水周りのためシロアリに食べられていました。
解体するまではわからなかったですが解体してみてわかることが多いです。
家上げ
今日から家上げの職人さんが入りました。
家を上げる現場は数があまりないので楽しみです。
柱をはさむ作業。
家を上げるために柱をはさんでいました。
大きな鉄骨ではさんでグイグイ締めて固定していきます。次工程で、大工さんがはさんだまま作業をすることになるので作業し易さも考慮してはさむ位置を考えています。
1本ずつ柱を確認しながらの地道な作業で、家上げ屋さん絶賛工事中!
平成最後の日
家上げの為にチャンネルを組み上げて行きます。
家上げ前の準備が大変らしく上げ出したら早いって職人さんが言ってました。
仮に上げます
今日は仮に家上げしてみると言ってました。
チャンネルを井の字型に組んでジャッキもセット完了です。
1回に120ミリ上げて最終的には760ミリ上げる予定です。
基礎完了後に土台を組んだら260ミリ下げて家上げは完了です。
既存の床から家上げ後は500ミリ上がる計算です。
1回目
1回目の家上げが終了しました。
これからまたジャッキを取り替えて2回目の準備をします。
3回目
3回目の家上げが終了しました。
これで360ミリ上げ終わりました。
ギシギシ、、、
職人さんがジャッキで家を上げています。
ギシギシ、、、とリアルに柱や梁のきしむ音がしていました。
古い柱でも加重を受けて効いています。
守ってくれているんだな~と改めて感じた瞬間でした。
あと2回
今日も真夏日の中家上げ作業中です。
500ミリ上げ終わりました。
この高さは基礎、土台の据付が終わって家を下げた時と同じ高さです。
予定ではあと2回上げたら家上げ作業は終わりです。
あと1回
家上げ作業があと1回になりました。ヤグラとジャッキを何度も組み替えながらやっとあと1回で家上げ作業が終了のところまで来ました。
家上げ作業終了
家上げ作業が終了しました。
家上げ作業をし始めてから約一ヶ月半かかりました。これからまず既存の柱にホゾの加工をしてもらい基礎工事に入ります。
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既存柱のホゾ加工
今日から既存柱のホゾ加工を行います。頭の上にはチャンネルが走っているので無理な体勢での作業は出来るだけ避け、安全には十分に注意して作業しています。
基礎工事開始
基礎工事が始まりました。
砕石敷き、転圧はもう終わっているのでまずは防湿シートを全面に貼り湿気が下から上がって来ないようにしてから配筋をします。
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配筋
配筋作業を開始しました。
今回はベタ基礎にします。
前の基礎といえば外周の延石の上に土台を据え柱が建っている状態でしたので今回はしっかりとした基礎になります。
ベースコンクリート打設
ベースコンクリートの打設です。
ポンプ車での打設になります。
上手に柱とチャンネルを避けながら打設してもらいました。
基礎完成〜土台敷き
ヤグラ以外のところの基礎が完成しました。家を下げる前に大工に刻んでもらった土台を据えてからの家下げ作業になります。
家下げ開始
今日から家下げが開始しました。家上げの時と同じでヤグラとジャッキを組み替えながらの作業になります。
金輪継ぎ
足もとが痛んでいた柱を修繕しました。継手は金輪継ぎでしました。棟梁の自信作です。これからまだ100年は大丈夫ですね。
柱の取り替えしてます。
家上げが終わって基礎工事も終わったんで、これからどんどん柱の立を直したり、柱を入れ替えたりしていきます。
柱を入れていってます。
家上げも終わり、主要構造部の柱を入れていっています。
間仕切りが徐々に出来上がっていますので家の間取りがだんだんとわかるようになりました。
床がまだ出来ていないので基礎部分にたって上を臨むと改めて「天井高いな~」と思いました^^
構造材の加工
柱が一通り終わったので、今度は構造材を追加していきます。現場で大工さんに手刻みしてもらってます。
既存梁丸太の加工
構造材を取り付けていくのに既存の梁丸太に少し手を加えていっています。若手の大工さんが慣れた手つきで加工してます。
構造材をどんどん取り付けています。
構造材の加工が終わったのでどんどん取り付けていっています。新たに壁になる部分やはしらを追加した部分に入れていくので大仕事です。
小屋組
小屋組がこんな感じになりました。
床断熱材
床の断熱材を敷いていってます。今回はカネライトを使用しています。
床が上がってます。
とうとう床が上がって空間のイメージがわきやすくなっていました。
大工さんの作業性も上がることでしょうね。
なかなかマメに現場に行けず大工まかせでしたが
今日は大工さんと天井高や一部の納まりなど全体の打合せが出来ました。
イメージの共有って大事ですね。
いろんな相談をしながら作り上げていきます!
コーディネーター田中でした。
屋根垂木の取り替え
一部、屋根の垂木を取り替えました。継ぐところまで瓦と野地板を剥いでそれから取り替えなので見えないところでやることが沢山あるなと思いました。
現場で打合せ。
本日は、お施主様と現場にて打合せ。
既存の木組みに合わせて改修するため、現場での打ち合わせが重要になります。
特に古民家の丸太が絡む部分などは悩みどころになるので方向性を決めた上でお施主様に現場でご説明をします。
複雑な納まりの部分もありますので私のつたない説明でご理解頂いたお施主様に感謝感謝です。
廻り縁
廊下に廻り縁を取り付けるのに柱に細工をしています。
フロア貼り
フロアを貼り始めました。フロアは桧を使用します。
納まり思案中、、、
本日は現場で玄関の見せ方を棟梁&監督と一緒に思案中、、、
建具や壁の高さに仮のテープで見た目のバランスを確認しながらあーだこーだと色々な意見が出ました。「三人寄れば文殊の知恵」で、最終はそれぞれのアイディアの良いとこ取りで行きます!
コーディネーター田中でした。
冷えます。
今シーズンの暖冬っぷりは寒さに弱い私にとっては嬉しい限りでしたが、ここのところ冷えますね~。
足場も取れ、外観がよく見えるようになりました。
現場の方も終盤に近づき仕上げ工事に取り掛かっております。
左官さんが玄関の洗い出し作業をしていました。寒い中、水を使っての作業にはいつも頭が下がります。ありがとうございます。
コーディネーター田中でした。
社内検査。
お引渡しも目前に迫り、本日は社内検査でした。
現場に見慣れている担当者以外の目で見ると、担当者では見抜けない視点からの指摘が出てきます。
なるほど~。と受け入れます。より良い状態でのお引渡しに向けて大切なアクションですね。
コーディネーター田中でした。