白を基調としたプロバンス風リフォーム
解体!
かなり大がかりな解体です。
外壁は残しつつ内部はほぼ解体。
まるで某リフォーム番組のようです。
木 コンクリート 土 プラスチック 石 鉄 等々
全て分別。
一式でまとめてポイッと出来れば良いのですがそうもいきません。
分別するのが仕事です。
骨組みになると
仕上げに隠されて見えなかった躯体部分。
この状態になると仕事の良し悪しがよく解ります。
元々の躯体は丁寧でしっかりとした仕事をされていましたが。
その後増築、改修した業者の方が少々残念な工事をされていました。
それもこの状態にならないと判明しないのが恐ろしい所。
木造の良い所はしっかりと直す技術とノウハウが有る事。
丁寧に直してゆきたいと思います。
直す
木造建築の良い所は直す技術とノウハウがしっかりとある事だと思います。
どのような状態であれ直す事が出来ます。
土台 柱 桁 梁 束 母屋
昔ながらの仕口で直す場合もあれば、金物で補強する事もあります。
需要が大きくなっているリフォーム分野。
技術がいくら進歩しても大工さんの技が必要な分野です。
組み替える
昔の家は在来のお風呂が主流です、その為お風呂周辺をブロックで組む場合が殆ど。
土台がずれた位置に居り構造的にも安定感に欠けます。
その為今回はその高低差を無くし、ブロックを崩し新たに土台を入れました。
元々の構造を生かしつつ新たに補強してゆきます。
急勾配
1Fの補強が無事終わりました。
柱を抜き換えたり、梁を入れなおしたり、筋違入れたり
そんな作業がひと段落。恐怖の屋根にかかります。
恐らく破風板の方から入ったと思われるのですが、ケラバの下地がボロボロです。
素手で解体出来たり、母屋の中に鳥の巣が有ったり、見事でした。
今回の工事で発見できた事が幸いなカ所がどんどん出てきます。
これで隠れている部分が全て露わになり綺麗に直す事が出来そうです。
7寸勾配という屋根は初めてです。立ってるのもキツイ勾配。
大工さんに頑張って頂きます。
鳥の巣
母屋内の鳥の巣に衝撃をうけつつも、
屋根の工事が完了しました。
今回の工事で発見できなかったら、何かのきっかけで
破風板が落ちていたかもしれません。
後は瓦を葺けば一安心。
内部のサッシ付も進んでいます。
後1週間もすればほぼサッシも終わるのではなかろうか?
そんなペース
順序よく段取りを進めてゆきます。
7寸勾配
台風を前にして、大屋根の瓦工事にかかりました。
今まで経験した事の無い7寸勾配の屋根。
普段はせいぜい4寸~5寸
板金屋根になると2寸勾配もあります。
流石に7寸の勾配ともなると上がり下りだけでも一仕事。
瓦屋さんの凄味を感じます。
天井
天井がサラリと出来上がっています。
既存の梁がチラリと見えます。
KAIDAN
ストリップ階段です。
廻り階段でストリップ。
直階段はたまにする事がありますが、今回初の廻り階段。
普段しない工事はドキドキします。
徐々に進む
ウッドワンのピノアース。
大手建材メーカーさんには珍しい合板使用していない無垢のフローリング。
パインの柾目を使い狂いが出にくいように作られており、綺麗です。
なかなか貼りやすく大工さんにも好評でした。
浮いてます
高さ、通りをそろえる事が多い家具工事。
ここは少々変わったデザインになっています。
両サイドの天板が少し伸び、床に付く面積も少な目
目いっぱい収納を確保するより、少々遊び心の多めの家具だと思われます。
空間にゆとりがあればこういったデザインも面白いですね。
1本
1本の柱に見えますが。
よーく見ると継いでいます。
真横から見ると少しジョイントが解る程度。
技が光ります。
白を基調とした
題名に白を基調としたと銘打ってありますが、外壁はお客様の要望によりクリーム色になりました。
吹き替え前の茶色とは打って変わって明るい外装です。
内部の方では細々と大工さんの作業が進んでおります。
難しい部分ほど進んだように見えないのが悲しい所。
こうですか?
そんな感じで!
と写真を撮ってコーディネーターさんに取付位置の確認。
位置が自由になるのでその配置にも気を使います。
スマートフォンやり取りできるこのご時世。
色々と楽になりました。
存在
コラベルと呼ばれる名古屋モザイクさんのタイルがあります。
今回はその柄のクロスを貼りました。
タイルの方は何度か張った事があるのですが、
クロスは初めて、存在すら知りませんでした。
カラフルでしっかりと模様のついたタイル。
ここまで存在感があるとは思いませんでした。
熟練の技
見事なパインの建具
ですが材料はホームセンターに売られてある
ツーバイ材!
7度ホームセンターを巡り山のような材料から吟味し、
それを建具に仕上げる経験、技術、知識
普段作っている建具より感動しました。
パテパテしく
まさかここまでパテを打たないとダメだとは・・・。
もう何層にもパテをしています。
普通のクロスであればここまで厳重に下地を処理する必要はないのですが、今回使用するクロスは特に薄く下地が命!
ですがここまでの下地は初めて見ました。