実例紹介

現場レポート

歴史を引き継ぐ 境内と自然に溶け込む和の家

  • 新築
No. 2016年1月6日

ついに

途中で擁壁の工事にかかってしまい。
基礎工事がストップしてしまいました。
年明けに再びスタートです。
いつの時代に組まれたか解らない石垣を解体してクラッシャー敷き。
慎重に進めてまいります。

No. 2016年1月16日

準備

棟上げの準備をしております。

見えてくる構造材には全て鉋をかけていきます。

うちの会社の使っている米松は非常に木目が詰まっており、脂も多く含まれています。

その為鉋がかかると表面が光ります。

これがよく使われているKD材になるとそうはいきません。

脂が少なく、鉋のかかりも悪いので艶もでません。
できるだけ良い材料を、
そんな気持ちで大工さんも仕事をしています。

No. 2016年1月28日

上棟へ向け

大工さんが「腕木」の加工をしてくれています。
簡単に作れば長方形のままで良いのですが、
そこはひと手間。
少し細工をし、美しく見えるようにしています。

No. 2016年2月6日

当日

雨の予報だったので、前日までモヤモヤした気持ちでいました。

当日は無事晴天。
境内という事で

「住宅」と言うよりも「庫裡」になります。

その為檀家の方々が大勢見に来られる事もあり

普段以上に張れて良かったと感じます。
昨日無事に上棟を終え本日からは屋根仕舞。
垂木を施工して断熱も敷き詰めていきます。

本日昼には敷き終わり。

No. 2016年2月6日

屋根仕舞い

本当は餅まきをされたかったようなのですが、
廻りの足場が悪い為に断念。
ですが近所の方々に沢山のお祝いの言葉を頂いており
とても良い棟上げになりました

仏式の上棟式も初めて上棟時の読経は新鮮でした。

No. 2016年2月18日

玄関先の軒裏です。
化粧野地と呼ばれる節の無い綺麗な板を敷き詰めていきます。
この節があるものと無いものとでは取り扱う時の気持ちがまるで違います。
特に玄関、家の顔になる部分。
何束もある束の中から特に良い部分を寄せ集めてきて貼っています。
木目や色を選んで綺麗に見えるように。

No. 2016年3月4日

通気層

寒い中外の工事を進めていた大工さん
急に暖かくなり、仕事もしやすくなりました。
焼板や漆喰の下地の通気層です。
胴縁と呼ばれる部材を縦に止めそこに空気を通し屋根から抜く
そんな構造です。
昔の家には無かった部分ですが、これが有るのと無いのでは夏場の室内の気温がかなり違ってきます。

壁で受けた熱を上昇気流で抜く、大事な工程です。

No. 2016年3月9日

工程

人の手が入っていればいる程良い物ができる。

会長に以前サラッと言われた事があります。

単純ですがその通り、良い言葉だなと

垂木をそのまま見せるような仕上げも
隠せば簡単にできますが、見せると手間がかかります。

その通りです。

No. 2016年3月28日

塗る

左官工事をしておりました。

上側だけ漆喰を施工してまいります。

庫をイメージしているのでしょうか、下は焼板。

汚れが散らぬよう、サッシ、窓枠を養生しモルタルを塗りつけてゆきます。

No. 2016年4月7日

ラフに荒く仕上げる場合は骨材を多く入れ

どんなコテでもそれなりに見れる仕上りになりますが。

凹凸の無い面にするには技術が必要

デンプン糊を真っ直ぐに塗る

それくらいの難易度です。

No. 2016年4月7日

階段

階段がついにかかりました。

棟梁監視の元、大工2年生がコツコツ仕上げました。

間違いがあってはいけないので

入念にチェックしながら!

No. 2016年4月25日

コントラスト

白黒のコントラスト。

滑らかな漆喰と、ざらついた焼板。

色も質感も異なる素材ですが、

それ故に惹かれるのかもしれませんね。

No. 2016年5月19日

オプション

最初に図面を見たときには壁に付けられているのかと思いましたが。

どうやら別物で作るものだったようです。

ダイニングテーブルには少し幅が足りませんが。

勉強机としては十二分です。