こまい壁に息を吹き込む古民家再生
こまい壁って?
倉敷の古民家の再生現場です。
門長屋に土壁、蔵のある立派な旧家をこの度大掛かりに再生するべく現場は進んで行きます。
4月初旬に着工し、玄関の大壁部分を解体してみると、外ごまい壁が現れました。
~こまい壁のこまいとは、細い竹などを縦横にからめて組んだ土壁用の左官下地のこと。
外ごまいとは、柱に組まれた貫(ぬき)の外側にこまいが施されている壁のことを言います。~
これは昔ながらの工法で、解体前は大壁仕上げの下に隠れていました。
想定外でこちらも驚きましたが、これを生かさない手は考えられません。
長年封印されていた日本の古い技術にまさに息を吹き込み「生かしましょう。」との提案に
お施主様も納得していただきました。
これが解体して現れた
外ごまいの壁です。
なんとも風情があるでしょう?
柱と柱をつなぐ横に組んである材料が
貫(ぬき)です。
こまい壁の風情を生かした素敵な玄関。
さらに、現代の暮らしに沿った住みやすい家へと再生していきます。お楽しみに(^^)
コーディネーター 田中でした。
柱の傾きを修繕しました。
築100年以上にもなると、柱も傾いていますね。
この度の改修により建具も新しく造るので柱の倒れも修繕しました。
既存の丸い柱に添え木をしているのですが、上と下で添え木の幅が違うのがわかりますか?
このような加工ひとつひとつ、大工さんが削っては合わせ、削っては合わせ、苦労の跡が伺えますね。
おかげですきま風の入らない建具の取り付けが出来るのです。
建具が付くと目立たなくなる部分(目立ってはいけない部分)
なので、隠れたところに注目!!
コーディネーター田中でした。
和の要素。
Ⅰ期工事の完成に向けて大工さんも追い込みです。
来週から仕上げにかかれるよう大工さんもがんばっていました。
玄関には和の要素をたっぷりと。
よしず天井に檜の格子。
仕上がりが楽しみですね。
コーディネーター田中でした。
スケルトン
母屋部分のⅠ期工事が完成し、
旧台所と蔵の解体が終了しました。
古い梁や柱を残して居住空間に改造していきます。
スケルトン
傷みの激しい柱脚部分の補強用に建物をジャッキアップしているところです。
土壁や瓦など重いものを取り除かないと上がらないので
現在は丸裸。恥ずかし~(>_<)
台風に備えて。
台風16号が近付いてますね。今晩あたりから雨が激しくなるかも。
。。。ということで、台風に備えての雨養生をしています。
備えあれば憂い無し。
何事も無く過ぎ去ってくれるといいのですが。
コーディネーター田中でした。
上棟日和
コーディネーターの田中です。
本日はお日柄もよく、天候にも恵まれ、無事上棟が出来ました。
朝は棟梁とお施主様とで1本目の柱を建てました。
共同作業です。
お施主様もなかなか経験できないことですね。記念になったでしょうか?
古材の再利用なので木組みもこんな感じ。
これもリフォームならではですね。
ともあれ、本日はおめでとうございました (祝)
もうすぐ上棟
こちらの改築現場では数日後に上棟を控えています。
しかしその前に一雨来そう。。。
なので、先ずは雨養生を。
上棟日は晴れ。の予定(*^_^*)
コーディネーター田中でした。
工事も終盤。
しばらく画像をUP出来ていませんで失礼しました。
。。。などと言っている内にそろそろ工事も仕上にかかります。
内装の仕上げにかかっています。
LDKなど居住部分がもうすぐ完成。楽しみですね。
コーディネーター田中でした。
建具切り込み中
本日、現場に行くと大工さんが建具を切り込み中でした。
削っては付け、削っては付け
隙間無くピッタリと納まるように。
足元に落ちている鉋(カンナ)くずがその証です。
建具が入り、内装が仕上がったり照明器具も
付いています。
こちらのお部屋はご家族の団欒の場であるLDKです。
光もたっぷり差し込んでいますね。
コーディネーター田中でした。
社内検査
本日は、社内検査でした。
仕上げが終わったタイミングで社員による検査を行い、工事にぬかりはないかをチェックします。
と同時に、担当者以外の目線で建物全体のデザインやバランスも勉強する事の出来る貴重な時間になります。
広~いお宅ですので全てを見て廻るだけでもそこそこの時間がかかりました。
明日からは少しずつ荷物の搬入をされるようです。
新しいキッチンやお風呂で快適に過ごされるでしょうね。
コーディネーター田中でした。
門長屋の建具が一新。
ご無沙汰しておりました。コーディネーターの田中です。
工事もほぼ終了し、本日をもって大工さんが抜けます。
長期にわたり通いつめた現場を後にするのは少し寂しい気がしますが、
一方、家が快適になった証でもありますね。
そして、本日 門長屋の建具が一新されて仕上がっていました。
以前は中が見えない二枚引き分けの板戸でした。
通りから中が一切見えず風通しも悪かったので板戸から格子戸に変更しました。
着色も施し良い雰囲気になりましたね。
こちらの門長屋の鍵は「たたき錠」。大工さんから教えてもらいました。(お恥ずかしながら初めて知りました)
表から柱をトントン叩きます。すると、振動で裏から栓が出てきて施錠される仕組みです。
いやぁ、面白いですね~。そんな話を聞きながらの楽しいひとときでした(^.^)