【土壁外断熱】素材を生かした和の家
巨大
来週上棟予定
7mの丸太が3本
家の端から端まで通すので
7mの丸太を継いでゆくのですが
なんとも見事な仕口
巨大
上下左右にずれぬよう
キッチリとした仕事をしています。
みるみる進んで驚くばかり。
屋根しまい
屋根の形状や仕様により、瓦を葺けるようになるまでにかかる日数が劇的に違います。
基本的に屋根の野地板と呼ばれる部分が見えたり、断熱、通気層があるので、
1日で終わると言うことはまずありません。
形状も切妻、寄棟、入母屋、と呼ばれる形状がほとんでですが、
難易度的には 切妻屋根→寄棟屋根→入母屋屋根 と右の方が難しくなります。
1階に屋根があったり、総2階建だったり、棟が回っていたり、
平屋か2階建か、面材を貼るか、筋違でするか。
単純に屋根の数が増えるほど手間がかかります。
屋根一つでも奥が深い。
変わった。
1階がほぼ倉庫という変わった作り。
大きな空間になるため、材料も大きな物ばかり。
なかなか変わった木組みで組むのも一苦労でした。
屋根も去年に完成していました。
2階部分土壁になるので、少々時間がかかりそう。
年始、気を引き締めて工事にかかります。
技
この現場土壁外断熱という事で、我が社のスタンダードな建物より難しくなります。
サッシ枠の一つでも、普段の倍の手間がかかり、
土壁を塗る竹の小舞を固定する「貫」も入れてゆかねばなりません。
1つ1つを丁寧に。
来週からその小舞を組む予定です。
小舞
先日から竹の小舞を組み始めています。
いつみても本当に美しい。
土壁の中に隠れてしまう骨組みの部分。
現代でいうコンクリートの中の鉄筋と同じ意味合いです。
大きく違うのは竹も土も自然の物
土壁
先日より土壁塗り、
まずは片面、竹小舞からはみ出してます。
昔は近所の人達が土作りをしていたり、塗ったりなのですが、
現代では材料屋さんが壁土用の材料を配合し、左官職人さんが塗ってゆきます。
合理化はされていますが、工法は変わりません。
乾くと次は反対側です。
乾燥中
何はともあれ乾燥させています。
かれこれ1週間、外部はかなりの乾き具合。
内部はまだしばらくかかりそう。
その隙に電気やさんが本日から工事にかかっています。
土壁の家になると配線工事も一苦労。
数日かけて施工してゆきます。
断熱!
普段は土台の間に切り込むように入れるのですが、
今回は断熱層のラインがいつもと違います。
総二階建ての家になると非常にシンプルな断熱層のラインになるのですが、
今回の様に1階の1部が納屋になるような計画だと
なかなか難しくなってきます。
間違えないように、しっかり管理せねばなりません。
ついに
暖かくなってきました。
なかなか乾かなかった土壁も乾きました。
これで心置きなく工事を進めれます。
まずは外部から、来週月曜日から再スタートです。
外部の
外部の工事がようやくひと段落。
大工さんの工事はこれで終わりです。
色々と取付る物があり、なかなか手こずっていましたが綺麗に出来上がりました。
あとは左官さんにまかせて、大工さんは中に入ります。
出止め
一般的に玄関框は柱の間に真っ直ぐ入る物
ですがたまにこんな形になる事があります。
だからどうした?
となりますが、実はこのように「角」が付くと仕事の難易度が格段と上がります。
しかも2カ所
数年間程度持てば良い仕事なら、すぐできますが、
この先数十年持たさねばなりません、
簡単そうに見えますが、非常に手の込んだ仕事をしています。
残念ながら写真に撮る前に蓋されてしまいましたが。
見事な仕事です。
枠と枠
どの家を見ても引戸を要望されるお客さんが圧倒的に多いです。
開き戸はトイレ、位でしか使う事がありません。
当然引戸の枠の方が難しいですし、材料も多く使います。
既製品の枠とは違い枠1つ入れるのにも緊張感があります。
台風養生
台風がやってきそうです。
しかも大きめ
なので外部のネットを外しておきます。
そろそろ足場の解体段取りをしてはいたのですが、もう少し残っています。
格子を取り付けたり、換気口を取り付けたり、電気の引き込みの準備をしたり
外観にかなりの手間がかかっているので、迫力があります。
漆喰、桧羽目板、焼板と色々なテクッスチャーと庇や格子が相まって
完成が楽しみです。
格子
大工さんが最後の仕上げに格子を取り付けました。
これが付くだけで家が締まります。
後は足場の解体を待つばかり
非常に楽しみです。
外れました
足場が外れて暫く経ちました。
内部の仕上げをしており湿気で中が蒸れていました。
ようやく乾燥してきて、本日クロス貼り。
完成が近づいてきましたね。
土間打ち
玄関の増し打ち。
土間の上にもう一度コンクリートを打ちます。
基礎の時にキッチリ高さ出してコンクリート打てば良いんじゃ
と言う訳でもなく、内部のチリ石の施工や玄関の敷石
沓脱石等々、高さがあるものを施工する場合が殆どなので、低くコンクリを打っておかないと作業ができません。
色々と段階があります。
完成間近
建具が入ると家らしくなります。
光の入り方や見え方、中と内との関係が引き締まります。
そろそろ完成。