実例紹介

現場レポート

山間の景色を取込む和風住宅

  • 新築
No. 2013年2月5日

ついに開始

非常に道中の厳しい現場がついに開始しました。
山間にある為、現場に行く道のりが険しいのです。

ですが、ここに大きな家が建っていて、それを解体搬出できたのだから、何とかなるだろうと。
自分を励ましながら段取りしています。

先日地鎮祭が終わり、基礎工事に着手しております。

重機やトラックが通れるように、道に鉄板敷く事から初めています。

No. 2013年2月9日

掘ります

山間の現場とりあえず掘り終わりました。
通常の宅地ならば、地面が大体真っ直ぐなのですが、
この敷地では家の表と裏とで、40㎝も差がありました。
普通は雨水が流れやすいように地盤から10㎝くらい上げて家の基準の高さを設定するのですが、
あまり上げると玄関に上がるのに数段必要になってくるので、それも問題ありますし。
低いと敷地の裏側で家の床との段差が無くなるし。
丁度良い頃合いに設定しました。
今日から鉄筋を組み始めます。

No. 2013年2月14日

配筋完了

荷物さえ入れば敷地は広く作業しやすいです。
山間なので流石に地盤は良く、改良の必要もありませんでした。

土曜日に土間のコンクリートを打つ予定にしています。
なんとか順調に進んでおります。

No. 2013年2月21日

ベース

一番コンクリートの量が必要なベタ基礎のベース部分が打ち終わりました。
今日は立ち上がりの墨出しをしてきました。
ここまでくれば基礎はもう一息です。
後は上棟に向けて、木工事の段取りです。

No. 2013年2月25日

立ち上がり

ほぼ、何処の工務店、ハウスメーカーもベタ基礎です。
コスト面が少々高くなる事がデメリットですが、メリットの方が多いと思います。
良くある例えですが、
独立基礎は「点」で支える、布基礎は「線」で支える、ベタ基礎は「面」で支える。と言われます。
ですが、間違いなく施工すればどの工法にも利点はあります。
ただ、独立基礎(石場建て構法)だけは法的にかなり制約がかかるため
専門的にしている所で無いと施工は無理だと思われますが、一度はしてみたい工事ではありますね。

No. 2013年2月27日

基礎完成

敷地が広いせいで小さく見えがちですが、かなり大きな基礎になってます。
殆どのお客さんが基礎を見た段階では
「こんなに小さくて大丈夫?」
と思われますが、棟上げの時には
「やっぱり大きいですねぇ!」となります。
スケール感を養うは難しです。

No. 2013年3月5日

米松

構造材が会社に運び込まれてきました、柱は「桧」梁は「米松」です。
米松と言っても多く流通しているものはKD材と呼ばれ人工乾燥のかかった物です。
規格化され、設計通りの強度になり、反りも曲りも殆どありません。
どうしても木の癖を無くしてしまうようになります。
我が社の使っているものはグリーン材と呼ばれる自然乾燥材
自然乾燥させているので、含水率はKD材ほど下がりません
当然曲りや反り、木の癖が出てきます。
ですが木の持つ本来の強度を引き出すのはこのグリーン材の方が良いのです。
100年200年と住み継ぐ家にしたいものです。

No. 2013年3月12日

上棟へ向けて

今週から段取りにかかりました。
レッカーの入らない場所で、カニクレーンにて棟上げになります。
作業の速度が上がらないし、いつもより危険な高所作業になるので、上棟日の大工さんの人数も増えます。
その上棟に向けて土台敷きと合板貼り。
順調に進んでいるので、後は天気だけかな?

No. 2013年3月22日

景色良し

春らしい不安定な天気ですが、晴れ間を縫って屋根の工事にっかっています。
高所の作業になるので、大工さん4名で作業しています。
いつ雨が降るかひやひやしながらの作業。
早く瓦を乗せたい気持ちです。

No. 2013年3月23日

好み

大工さんによって道具のメーカーに好みがあります。
普通の人が使った位では解らない差です。

「インパクトドライバー」はこのメーカー
「丸のこ」はこのメーカー
「コンプレッサー」はこのメーカー

格段に差のある物もありますが、殆どが誤差です。
長い時間使うからこそ、良い物を選ばねばなりませんね。

No. 2013年4月2日

吹抜けより

普段は吹き抜けにこの段階で足場を組むことは無いのですが、
ここの現場は、半分人力での上棟だった為足場をしております。
当然そこまで頑丈に組んでいる訳ではないのですが、なかなかの安心感。
次から取り入れようかと思います。

大工さんは断熱材を入れていってます。
春らしい不安定な天気、
ボチボチ出来るところから進めていきます。

No. 2013年4月5日

熨斗瓦

瓦と壁との境目に施工される「熨斗瓦」と呼ばれる瓦。
棟の「がんぶり瓦」の下に施工される物と同じです。
壁の際に施工するので現場では、「キワノシ」とか呼んでいます。

装飾的な意味合いと水を防ぐ意味合いと両方あります。
豪華な家になるほどこの「熨斗瓦」を高く葺くのですが、やり過ぎるとバランスが崩れます。
普通の家では2~3段程度、大きな家では5段も6段も積みますがその分「鬼瓦」が大きくなります。
バランスは大事です。

No. 2013年4月11日

中間検査

先日中間検査を無事に終え、外部の工事にかかっております。
非常に良いリズムで大工さんが工事を進めているので、
みるみる風景が変わっていきます。

現在横に板を張っている面には焼板を
それ以外に場所はモルタルを塗り、塗料を吹き付けます。
春らしい不安定な天気ですが、工事は順調。

No. 2013年4月16日

煙突

現場は外壁の下地が終わりまして、続いて内部の工事をしております。

うっすら見える煙突が良い感じです。

No. 2013年4月24日

なかなかに

良い雰囲気のリビングです。
キッチンが付いてコンロの前から見える景色がこのようになります。
南側の開口はよほどの理由が無い限りは、採光のために大きく取るようになります。

床の材料も現場に入ってきました。
メープルとナラの床材。
1階と2階とで使い分けるようになります。

No. 2013年4月27日

床貼り

隠れてしまいましたが、2階の床を貼り進めています。
無垢の床板の幅は90mmが一般的。
1階の床は少し広く130mm幅のものです。

殆どの現場で使われる物が「ユニットフローリング(ユニフローリング)」と呼ばれる物
ユニットのフローリングであれば、曲がりやすい木材でも、癖を少なくする事ができるので
フローリングにすることができます。
1枚物の床は「ソリッドフローリング」と呼ばれ言うと高級品が多いです。
手に入りやすい物では「パイン、杉、ヒノキ」
良い物では「チーク、カリン、ウォールナット」等々。

材料取りが限られ、取れる枚数も少なくなる為値段が高いのです。
ここの玄関に使われる材料は「ラオス松」
脂っ気の非常に強い材料です、磨けば磨く程、艶が出てきます。
どちらにしろ、床は長い年月をかけて綺麗に使ってもらいたい部分ですね。

No. 2013年5月8日

山間に

お風呂を搬入、ユニットバスです。

どこの現場でも2人で1日あればくみ上げてしまいます。

今回はタカラのUB、最近タカラの設備用品が多い良く使われている気がします。

No. 2013年5月10日

全体

敷地は広いのですが、建物との距離が取りづらく
全体の写真が撮り辛いです。

ここの焼板は塗装焼板。
よく説明で書いている気もしますが、一度焼いた杉板を、表面の炭を落とし、専用の塗料を塗った物です。
遠目だと代わり映えはしませんが、近くで見るとスッキリとした質感。
一番の利点は素焼きよりかなり炭が付きにくい事です。
他の部分は吹付塗装になるので、まだ色は未定!

No. 2013年6月7日

吹き抜ける

敷地は広いのですが、建物との距離が取りづらく
全体の写真が撮り辛いです。
ここの焼板は塗装焼板。
よく説明で書いている気もしますが、一度焼いた杉板を、表面の炭を落とし、専用の塗料を塗った物です。

遠目だと代わり映えはしませんが、近くで見るとスッキリとした質感。
一番の利点は素焼きよりかなり炭が付きにくい事です。
他の部分は吹付塗装になるので、まだ色は未定!

No. 2013年6月15日

収納ボックス

可動棚
大きな大きな本棚です。
このような収納を作っておけば
色々な物をいれておけそうです。
家具を買って付けるのもよいですが、
必要な物は作り付けの方が綺麗に納まります。

玄関の靴箱も
引違の建具を取り付けて、
中には可動棚
家族全員分だと少し足らないかも知れませんが
普段使う分には問題無い容量です。

No. 2013年6月19日

吹付けしたいのですが。

外部の吹付をしたいのですが、
吹付をする為に、塗装しない部分に塗料が付かぬよう
シートをしたりせねばなりません。
そうすると中で作業している大工さんが
暑くて仕事にならないので勘弁してくれ
とこの時期は言われます。

内部で集中力の必要な和室の造作をしており、
確かに言われるように、少し無理があります。
来週中旬には大工さんも終わりそうなので
その後から吹付。
後の工程もあるので早く足場を解体したいところです。

No. 2013年7月5日

足場

普通の住宅ではまずありえないのですが。

なんば建築の建物では当たり前のように家の中に足場が組まれます。

脚立だけではどにもならないからなんです。

No. 2013年7月11日

埋設

当然こんな山奥に下水道が来ている訳はありません。
浄化槽を据えます。
一般的に据えられる事の多い「合併浄化槽」と呼ばれる物です。
簡単に説明しますと、微生物分解して汚水を綺麗にするものです。
狭い場所なのでこれで一安心。

No. 2013年7月11日

書斎からのながめ

階段から上った部屋で
吹き抜けにも面しています。
平面的には狭い部屋なのですが、
高さや吹き抜けに面している為
広さを感じれます。

No. 2013年7月11日

丸太

大きな吹き抜け、中心は丸太で荷重を支えています。
角の構造材だと荷受けが心配ですが
丸太で組むとしっかりと荷受けできます。
材料は細見ですが、頑丈です。

No. 2013年7月23日

家の周りを

掘ります。
上下水道の繋ぎこみを一気にしていきます。
かなり大雑把に見えますが、キッチリ勾配を見て水が流れるようにしています。
もし逆に勾配が付いていて、流れなかったら一大事・・・。
ですが、よほどの事が無い限りそんな事は無いのでご心配無く。