実例紹介

現場レポート

ビルトイン車庫のある和風建築

  • 新築
No. 2012年7月9日

タイトル決定

なかなかタイトルを決めて貰えなかったこの現場。
今月7月22日に上棟予定なので、現在は基礎工事の真っ最中。
奥は昔増築したもで、今回は手前の家を壊して新しくします。
一度増築しているのですが、解体作業は慎重にせねばなりません。
ガス、水道、電気、電話を使える状態にして、既存部分と切り離す。
どこをどのように管や線が通っているか、構造的にどの部分が、
繋がっているか等、気を使いながらの解体準備。
壊すだけだから簡単だろう、と思われるでしょうが、
奥を残したままだと一苦労。
廃材の処理も厳しくなっているので、瓦、木材、金属、
プラスチックにコンクリート、電線、分別しなければならない物ばかり。
厳しい世の中です。

No. 2012年7月10日

悩ましい

家と家の接合部。
何はともあれここは慎重に壊さねばなりません。
壊せる部分や、切れる部分、徐々に壊していき
完全に分離するまで慎重に進めます。
以前の大工さんはどんな仕事をしていたのか、
勉強になります。
離れたら後は解体。
以前の増築工事時の電気工事が非常にまずく
少し頭が痛かったですが、
何とか無事解体できました。
次は地盤改良です。
敷地が山の方なので、多少は地盤が良いはずです。

No. 2012年7月24日

地盤改良

本当はもう上棟しているのですが、順を追って参ります。
山が近く地盤は良好であろうと思っていたのですが、
もともとが畑なのか、支持層が深い位置にありました。
やはり岡山の地盤はよろしく無いですね。
地盤改良は大事です。
工事途中は割愛。
綺麗に杭が打てていますね。
この上にしっかりと基礎を組んでいきます。
タイトル通り、車庫部分もあるので
単純なベタ基礎ではできそうにありません。

No. 2012年8月9日

屋根工事

最近多い仕様です。
30mmの杉の板の上に断熱材を敷き詰めて
その上に通気層を取って
その上に屋根の最後の下地を打ち付けます。
下から見ると当然1層にしか見えませんが
何層にも手間をかけて屋根を作っています。
断熱層と通気層と野地板が見えている状態。
この通気層があるだけで熱の伝わり方が全然違います。
最終的には瓦の下に通気口をつけて終わりなのですが。
この段階でも通気層から熱風が上がってきます。
夏場は特に効果を感じる事ができます。

No. 2012年8月18日

暗い部分に

天窓です。
壁に付ける窓よりも、かなりの明るさがあります。
外観上あまり関係の無い北側に取り付けすりるようにしています。
南側は、明るいですしね。
居室よりも、廊下に設ける事が多い気がします。

No. 2012年8月20日

サッシ周り

建物の気をつけねばならない部分に
開口部があります。
油断してると雨が入ってくる場所です。
透湿防水シートとサッシとを
気密テープでくっつけて隙間を無くすのですが、
そのテープも張る順番があります。
下から順に張らないと、雨が入りやすくなります。
一気に写真が進みましたが、
これから外部の工事に突入。
まだまだ暑いこの時期
熱中症に気をつけて作業していきましょう。

No. 2012年8月23日

温水床暖房

最近設置の機会が増えてきた「ハイブリッド給湯器」
電気で小さなタンクのお湯を沸かして、
足らない分をガスボイラーで沸かすと言う
非常にエネルギーロスの少ない給湯器です。
それに伴い、温水床暖房も設置するようになりました。
文字通り、パネル内部にお湯が通るので、工事途中は穴が
開かないように、ビビリまくりです。
久しぶりの直階段!
精度を気にしなければ、私でも取り付け出切るような気がします。
やはり階段ができると気持ち的にも違ってきます。
外と中と、順序良く進んでいっております。

No. 2012年8月28日

2階へ!!

今回は組むのが楽な直階段。
タモの集成材で組んでいます。
一度は集成材で無く、ソリッドの階段も作ってみたいですが、
よほど材料を選ばないと
反りや歪みが心配になりそう。
2階のフローリングは床暖房対応フローリングです。
無垢材の対応している物もありますが、
値段が桁違いに上がってしまうので、なかなか使う事ができません。
面積が狭ければよいのですが・・・。
2階の主要部分殆ど床暖房。
凄いです。

No. 2012年9月3日

焼板

何故焼いているの?
と聞かれると「腐らないようにする為です」
と答えるのがベストな気がします。
今は木材に塗る色々な塗料もありますが
やはり一番シンプルで強いのが
素焼きの板ではないでしょうか。
大工さんが炭にまみれながら1枚1枚貼ってゆきます。
暫く雨風に晒されれば、炭も落着きますが、
新品の焼板は炭だらけ。
家に帰る頃には真っ黒です。

No. 2012年9月4日

下地

焼板なので軽いものなら何処にでも固定できるのですが、
多少重いものは下地を入れておかないと
危ないです!
スロープの手摺を固定する為に
一定の高さで下地を入れています。
これで、少々引っ張っても落ちる事は無いです。
素焼きの板は、塗装の物より表情が豊かです。
年月が 経つとまた違った風合いも見れるので
新品がベスト!
という事はありません。
愛着を持ってもらえるのが、一番よいです。

No. 2012年9月10日

駐車場

建物内部に駐車場を組み込む
敷地が広ければあまり設計されるものではありませんが
駐車場を取り込んでいるので、全く濡れずに家に入る事ができます。
敷地と道路との段差がかなりあるので、
色々と図面を書いて、車が入るかどうか確認しながら
欅の高さを決めました。
車2台分と物置のスペース
当然道路に面しているので、物置スペースは
玄関への目隠しとしてあるのでしょうか。

No. 2012年9月11日

タモ

家具は基本的には集成材で組んでいきます。
幅の広い材料が必要になるのと
無垢の材料だと、反り、曲りが予想できない為
その家具の使用に耐えれるような、幅の広い乾燥した材料は
当然値段も良いです。

No. 2012年9月13日

天井が…。

ユニットバスを組んでいるのですが。
どうやらパーツが1点届いて無かったようです。
一番大きなパーツ、天井が・・・・。
なので外は出来上がっているようで非常に不思議な感じがします。
天井搬入はまた後日!
外部の焼板が張り終わり
ゴミが大きく飛ぶこともなくなったので
西側の養生ネットを外しました。
手すりの下地が出来たら左官工事にかかります。
もう少し先になるかな?

No. 2012年10月3日

家具組み

現場で制作する家具の良い所は
自分の好きな寸法でしっかり固定できる所
ですが、大工さんが作るので、どうしても重い作りになりますが。
とても頑丈。
乗っても引っ張っても壊れません。
こちらはテレビ台。
屋根で余った杉の板で作りました。
色んな残材が出るので
相談次第で何でも組みます!

No. 2012年10月10日

小さめ

玄関の上がり框が小さいです。
玄関の段差は低い所で20センチくらいにしているのですが
ここはさらにもう1段付けるようになります。
どんな風になるかは、また今度の話。
左官工事を残し、外部は殆ど出来上がりました。
1Fにガレージがあるので、かなりのボリューム感
高さの出る建物でバランスを取るのは難しいですね。

No. 2012年10月11日

下地

重量のある物を取り付ける際には下地が必要です。
あらかじめ位置の解るものは
下地を入れて補強しておきます。
洗面台のビスが何処にでも効くように
ですが少々ならば下地が無くとも
ボードアンカーというものがあるので大丈夫。
建具屋さんで制作してもらう建具の枠も組みあがってきました。
この溝も1本づつ機を使って加工していきます。
昔はこの溝も鉋で作っていたようです。
考えるだけでも恐ろしい手間ですね。

No. 2012年10月17日

何故こんな場所に

3か所枠が出来上がりました。
壁の下地も一部収納として利用するので
合板下地にしています。
隙間を利用して、チョコチョコ収納を制作。
これも意外に手間がかかります。

No. 2012年10月23日

OSB

土間収納
同じ屋根の下にはあるのですが、
完全に違う部屋
土や少々の汚れた物ならそのまま入れれる部屋なので
クロス貼りや、板張りも勿体ない
そんなOSBボード張り。

キッチンから外を望む
2階の工事はほぼ完了。
順調に進めば大工さんは今月中には終わりそうです。
11月の完成に向け、しっかり段取りしております。

No. 2012年11月8日

色を付ける

木は時間と共に色が変わっていきます。
ですがそこまで待てない!とか
こうしたい!という色がある場合は着色をします。
ステインと呼ばれる着色剤でイメージの色を付けていきます。
薄くするのも、濃くするのも自由自在。
外部もほぼ完成し
足場を外す日もきまりました。
大工工事も今日で終わり。
来週から仕上げの工事にかかります。

No. 2012年11月15日

のびのび作業

今週からクロス工事にかかっています。
大工さんと若干同時進行になったりする事もあるのですが、
そのような事も無く、のびのびと作業ができています。
3人で作業しているので進みの早い事。
一軒分のクロスは平均でも300mあります。
多い所では400m以上もあります
それに全て糊を付けて張っていく
実は気の遠くなる作業。
順調に進めば、今週中にはほぼ張り終わりそうです。

No. 2012年12月1日

ステンドグラス

こちらはお客さんが自身で作られたステンドグラス。
家の工事にかかった時から作られだして
綺麗に3枚とも入りました。
明かりが入ってくれば
印象がガラッと変わりそうです。

と、同時に家具の塗装も綺麗に出来上がっています。
既存の家具でそのまま使われる物があるので
それに合わせて色付けしました。
少しアンティーク調の色。

No. 2012年12月20日

完成!

していません!
本体の方は完成しているのですが、
元々あった母屋の方のトイレの工事にかかっています。
汲み取り式の簡易水洗だったので
それの配管をやりかえて
床を張り替えて、器具を乗せます。
家を作る大きな流れの中で作業していれば苦労しない部分も
一部分だけやり変えるとなると実は難しくなります。
特に水回りを工事するとなると、
工事期間中の仮設の設備の事も考えなければならなくなります。

No. 2012年12月28日

完成(仮)

2件続いてのビルトイン車庫
都心部ならば気にしなくても良いですが
殆どの場所で、1人に1台は車が必要と思われます。
少なくとも3台、多いと5台
悩む部分です。
2階に生活の主になる部屋を設けて
日光の入りにくい1階を寝室に計画
普通ならお風呂、洗面所が来るような場所に
車庫を設定しているようです。
設計は奥が深い。

No. 2013年1月19日

昇降機

初めて昇降機を階段に設置しました。
図面は確認しているものの、実際どのように取りつくのか心配でした。
直階段なので、すぐ付く物かと思っていましたが、
しっかり1日施工にかかりました。
配線も形状も考えていた通りに付きました。
私も試しに乗りまして、少し怖いイメージがありましたが、
非常に安定した乗り心地。
これなら足の不自由な方でも上り下りできます。
値段はそれなりにしますが、取り付ける価値はありますね。