実例紹介

現場レポート

【土壁外断熱】住み継ぐ伝統工法の家

  • 新築
No. 2009年11月10日

地盤改良工事

先日の地鎮祭を終え
地盤改良工事にかかりました。
大雑把な工事に見えますが、
狂いが数センチ単位での仕事をしております。
位置の確認
高さの確認等

±2センチと結構な精度で打ってました。

No. 2009年11月11日

そして基礎へ

サクサク進めております。
基礎工事の開始です。
住宅保険の為検査の予約をしたりせねばならず、
ほんの数年前と比べても異常に面倒な基礎作り
基礎自体がどう考えても過剰な強度。
偉い人が管理しやすくする為にに
画一化しちゃってるんでしょうね。
土間の鉄筋も13mmを150mmピッチとか

そしていつもの写真
鎮物です。
黄色が目印
接写しているものもあるので
写真も最後にまとめてお渡ししたりします。

No. 2009年11月12日

基礎完成

配筋検査も無事終えて。
土間のコンクリートを流した後
ササッと立ち上がりの型枠を組みました。

そして基礎完成!
ここまでは大体いつも一緒なので、
更新する内容も一緒。
本当はもっと色々書きたいのですが、
なかなか考える時間が無いでので。

No. 2009年11月13日

現場にて

小屋を作ってきました。
残材小屋です。
カフェテラスの現場にて
現場の前の施主さんのお店に、残材を置いているのですが、
それをお客さんが結構持って帰ってるのを見て。
こちらの現場にも作ってみました。
製作時間2時間。
現場で使いようが無い材料等を置くので
じゃんじゃん持って帰って下さい。

No. 2009年11月13日

土台敷き

写真は一応順を追って、
基礎も無事完成して、土台を敷いております。
相も変わらず土台敷きを手伝っております。
どうすればもっと仕事内容が良くなるか。
実際してみることで色々考えます。

No. 2009年11月17日

ジワリと

ついに上棟の日!
だったんですが、昼からの降水確率が凄かったので延期した日です。
翌日には天気も回復し
無事に上棟することができました。
ここの現場も虹梁が玄関の上にあります。
最近何故か流行っています。
今年度3件目
しかも16m近くあり異様に長いです。

No. 2009年11月17日

上棟

そんな雨が降りそうな日だったのですが、
早朝から4方のお清めをし、
1本だけ柱を建てておきます。
立柱式ですね。
そろそろ現状に追いつけるかな。

No. 2009年11月19日

ようやく

家らしくなってまいりました。

毎度ビクビクしながら上っている小屋部分
地上6m、数字で見るとそうでも無いんじゃね?
と思うでしょうが、
気持ちが悪い事限りなし。
足を踏み外したらどうなるものか。
プルプルしながら上ってます。

No. 2009年11月19日

棟上げ終盤

ここまでくると、もう家です。
あとは屋根葺いてサッシ付けて床貼って壁つけて。
設備機器付けて美装すれば完成。
・・・・・・
まだまだ先は長いです。

No. 2009年11月21日

外断熱工法

外断熱工法なので、
外壁が柱の外面から10センチ近く離れます。
そこまで外壁が出てくると、
当然、中の構造材なんて見えません。
故に外に見える位置に木材をもう一度取り付けます。
構造的にはほぼ、意味の無い事ですが、
これが有るのと無いのとでは、見た目がかなり違ってきます。
結構大事です。

No. 2009年11月21日

実際は瓦葺いているのですが、
屋根仕舞の最中の写真。
この上に断熱材を乗せ、通気層を取り
もう一度野地板を貼ります。
屋根は太陽の熱が直に当たるので、
壁に断熱材入れるのより、断然効果があります。

No. 2009年11月25日

小舞

竹小舞を組んで、おりました。
いつもはダイライトを貼っているのですが、
壁土を付ける場合は筋交いになります。
この30mm×90mmの筋交いを交差して入れる事で、
ダイライト12mmを貼った壁量と同じになります。
間口の広い部屋が多いので、
結構筋交いを入れる部分が多くなります。

そして小舞組み。
庇や屋根に使う垂木の上に打つ板を受ける材料も小舞と言います。
狂言の用語でも使われるようで、
実際どんな意味なのかよく解りません。
色々意味があるようで。

No. 2009年11月27日

土搬入!

壁土搬入
トラック2杯分も持ってきおった・・・。
丁度先週の写真ですね、
晴れの日が続いてくれているので、
思いのほか早く乾いてくれてます。
日が当たる部分は良いのですが、
当たらない場所には扇風機を当てて乾かしております。
もう冬なのに扇風機がフルパワーです。

土なので当然重く、手なんで運んでたらキリが無い
て事でポンプで圧送。
あまり使う機会が無い為に
なかなか調子が悪い一品です。
このポンプには是非頑張っていただきたい。

No. 2009年12月1日

漆喰の力

土と同じく歴史のある素材です。
今朝の新聞で見たのでついつい書いてみます。
興味が無い人でも一度は聞いた事があるはずの
「高松塚古墳」の壁画
あれが1000年以上も保たれているのは
漆喰のおかげ。
漆喰から合成されるカルサイト?
とよばれる物が劣化を防いでいるらしいです。
漆喰超凄い。
雨が降ることも無く、
良い天気が続いているおかげで土の乾きは良好です。
今週末から再び小舞を組んでいきます。
土の面積が多いので、
天気が気になるところ。

No. 2009年12月7日

下地

ただの下地なのですが、
とても美しいです。
隙間も材料の大きさもバラバラなのですが、
妙に美しく感じます。
写真は薄暗いですが
実際は隙間から光がみえるので
たまりません。

No. 2009年12月7日

外部の断熱

一部外部の断熱も貼っておりました。
丁度隙間もあったので確認しやすい、
こんな感じの断面です。
軒を深くして、夏の日光を遮り、冬の日差しを入れ
入って来た熱を土で築熱し、断熱材で外気温を遮るといったところでしょうか!

No. 2009年12月15日

家らしくなりました

更新して無い間に
現場は妙に家らしくなりました。
天気も大きく崩れず現場が進んでいるので
土の乾き具合も良好です。
最初は時期が悪く心配でしたが、
天気に恵まれ順調に土を付けれております。
やはり日の当たる部分の乾燥が速く、
「日光凄い!」
と感心しました。

No. 2009年12月18日

鉋がけ

二人揃って鉋がけ
材料が短いので大丈夫
会社で材料を加工して、
超仕上げ機といわれる、鉋がけをするデッカイ機械を通したあと、
もう一度現場で鉋かけします。
材料にもよりますが、
手鉋の方が綺麗に仕上がります。
微々たる物ですが、こだわってます。

No. 2009年12月18日

階段

棟梁が、悩みに悩んで階段を組んでます
ついに明日、それっぽくなりそうな予感。
真壁+回り階段なので、かなり頭をひねっておるようで
何だか申し訳無い。
正月休みまであと少し!

No. 2009年12月24日

既成の建具じゃ無い場合が多いので
枠も当然大工さんが作っております。
基本的に建具の厚みは30ミリ
溝の幅は21ミリ、間の隙間は12ミリ
理由は解りません!

建具も奥が深く
デザイン一つでガラッと家の印象が変わります。
やはり既成建具は少々味気ないです。

No. 2009年12月25日

小穴

小穴つきと呼ばれています
溝を切る機械です。
便利なもので、
刃の角度を帰る事で、溝の幅を調整することができます。
刃を付けたり外したりしながら
微調整しておりました。

No. 2009年12月29日

年末

現場は今日が最終日。
お昼から整理整頓
1週間近く現場をあけるようになるので、
念入りに掃除しております。
来年は6日からの始動になります。

今年は大変お世話になりました。

No. 2010年1月6日

新年あけましておめでとうございます

年も明け
気持ちも新たに仕事です。
とは言うものの、元旦前後の強風にビビリ
何度か現場は覗いておりました。
休みだとは言え、現場はそのままですから
なんだか気持ちは落ち着きません。
長期休みは現場が気になってソワソワします。

そんな現場で大工さんと打ち合わせ、
土をつける日の確認や
今後の現場の進め方
材料の段取り等
お風呂発注しなくちゃねぇ。

No. 2010年1月7日

いつ見ても違和感のある
壁の補強材です。
土を塗った上に埋め込んでいきます

ひび割れ防止ですが
実際どこまで効果があるのか
最後には隠れてしまうので
一度模型で見てみたい所ではあります。

今日は土塗りの日
これで現場にて勧めれる箇所が一気に増えるので
大工さんがあわただしくなります。
とりあえず床貼りですね。

No. 2010年1月8日

圧送

モリモリ送る
これでトラック3杯目
そう考えると結構な量ですね。

昔はこれを全て人力で運んでいたことを考えると
機械が無い時代の家作りは
想像を絶する手間です

特にラフタークレーンが無い事なんて考えられません。
人力でデカイ構造材を持ち上げるとか・・・・。
昔の人は凄いです。

No. 2010年1月13日

床貼り

こつこつ床貼ってます。
90mm×1820mmの床を1枚1枚貼っていきます。
柱の見える真壁だと床を貼る手間も倍増です。

1階では棟梁が巾木製作
1本1本溝を掘って鉋をかけて
綺麗に加工しております。
当面は2階を仕上げてまいります。

No. 2010年1月14日

手摺

廊下の床を貼り終わり
ようやく手摺が出来ました。
格子の方が見た目は良いのですが、
壁の方が頑丈に組めます。
どちらにしろ、壊れる事は無いのですが
気持ちの問題です。

No. 2010年1月15日

続、床貼り

2階の床は
女性大工が貼ってます。

2階最後の寝室です。
一番大きい部屋ですが、一番貼りやすい部屋。
明日で貼り終わるような予感もします。
床を貼るにも、
幅が90ミリの床を全体で割付して、
半端な材料を貼らないよう、隙間が出来ないように
かつ、ずっと座った体勢なので、しんどいです。

No. 2010年1月15日

外格子

棟梁外の格子加工2日目。
目に見える部分に金物を使わないようにする為、
込みセンの穴あけたりしていってます。
この穴一つでも、加減を間違うと栓が緩かったり
きつ過ぎて、木が割れたりします。
難しいです。

No. 2010年1月18日

見事な

綺麗な木目が出ております。
裏側でこの状態だと、表は期待できます。
式台が少し前に現場に届きました。
まだ作業にはかかってませんが、
日にちがかかる物は早めに段取りしておくに限ります。
しかし、久しぶりに見るような素直な良い木目。
あまりに綺麗で張り物っぽいですけども、
完璧に無垢材です。

No. 2010年1月20日

現場が進んでおります

先週から棟梁がこつこつ加工していた材料を
ついに組む工程になりました。
ちょっと大きいですが、
この状態まで組んでから現地につけます。

壊れることが無いように、
かなり頑丈に組まれています。
込み栓の見事なテンションの掛けっぷり
隙間がくっつきました。
理屈では解っていても、
いざ、自分がしろと言われても無理ですね。

No. 2010年1月21日

それらしく

格子付きの庇が
それらしくなってきました。
上野氏が気をつかって作り上げた格子です。
こういった細い格子は本来は建具屋さんに作ってもらいたい所
ですが、建具屋さんで作ると1枚10万はします。
流石にそれは高すぎるので、
大工さんが可能な範囲でバランスを見て作ってます。

足場が邪魔で綺麗に写真が撮れませんが
なかなか良いバランス。
後は瓦を乗せるばかり。

No. 2010年1月22日

指導

上野棟梁
何だかんだで大工9年してます。
私も監督約8年してますが、
当然まだまだ足りない事だらけです。
1現場に1箇所は必ずした事が無い様な部分が出て来ます。
なので年配の大工さんから色々聞いて、
組み方考えてたり、図面書いたりして
試行錯誤しながら進めています。

そして大工2年目の女の子。
今は仕上げとして目立たない場所の仕事をしています。
当然まだまだ知識も技術も未熟です。
ですが、いざしてみない事には身に付きません。
上野氏の入念なチェックが入りつつ、慎重にしております。

No. 2010年1月25日

いつもと違う

この形は始めてです。
うちの庇はシャープさが売りです。
社寺建築になると「持ち送り」の装飾を凝った物にします。
古い民家にも装飾された物が多いのですが、
うちの建物は、ほぼスッキリした外観なので
庇もスッキリ、頑丈に組んでいます
でもゴテゴテした装飾もたまにはしてみたい。
そんな気持ちです。

外部に面倒な物が多いので苦戦しています。
格子や庇が片付いてきたので
残すは雨戸の戸袋。
今月中には大体外部が片付く様な感じです。

No. 2010年1月27日

敷石

本当はもっと早い段階で入れたかったのですが、
どうも踏ん切りが付かなくて本日になりました。
内部~外部までの壁が厚い為
いつもの石では寸法が足らず
どうすれば綺麗に納まるのか悩んでおりまして、
悪い癖が出て先延ばしにしておりました。
で、考えた結果がこれ!
と言ってもパッと見は解りません。

No. 2010年1月27日

格子

棟梁が格子を組んでおります。
1本1本穴掘って
そこに格子を差していっております。
そうする事で捩れが緩和される、との事。
理屈は解るのですが
手間がかかってます。

No. 2010年1月27日

1、2階共に庇が完成して
後は瓦を乗せるだけです。
いつもは板金庇なので、瓦は重いので気持ちが悪いです。
なのでいつも以上に慎重に組んでいます。
庇の上に人が乗っても壊れないでしょう。

No. 2010年1月29日

一昨日据えた石に
枠を取り付けておりました。
石だから真っ直ぐだろう。
と思っては大間違い。
糸一本の隙間も許せない仕事してるので
石と枠を擦り合わせながら仕事をしています。
プロ根性と言うより、上野氏の場合は性分です。
曲がった仕事が大嫌い。

No. 2010年1月29日

庇完成

本日庇が完成。
格好良くなりましたが、
格好よく写真が取れません。
足場が取れるまでのお楽しみです。

No. 2010年2月1日

木製

ここは雨戸付き。
なんだか懐かしいです。
雨戸はアルミですが、
雨戸の枠は木製です!
今回初めての事なのでよく大工さんと相談してしてます。
と言うても年配の大工さんが組み方知っているので、
それを基準に少々アレンジして組んでもらってます。

No. 2010年2月3日

取り付け

最近多いです
この形の手摺が。
上野棟梁は前回の「カフェテラスの」家に続いて
ここでも同じ物を組んでいます。
真ん中の釣木に穴を抜いて、板を差し込むので
これまた非常に技の要る仕事です。
どこからも金物で止めれないので
気を使いますねぇ。

No. 2010年2月3日

雨戸枠

1Fの雨戸枠も完成しています。
先に枠だけ作って
正面の板は跡ではめ込みます。
だんだん良い雰囲気になってきました。

No. 2010年2月5日

瓦庇

あとは板金を乗せたら左官工事にかかれるんです
3月には吹き付けできそうな予感です。
格好良いですね。
和瓦の庇は初めてな気がします。
洋瓦の庇は以前作りましたが、
ノッペリしていて今一つでした。
やはり和風の方が得意です。

No. 2010年2月15日

仕事という重しで、蓋をしていた匣が
2年半ぶりに開いて、相も変わらず空っぽだったので非常に鬱です。
早く蓋をせねばならぬので仕事をします。
先日ついに棟梁が式台、框を入れ終えました。
なんとも見事な木目です。
ここまで綺麗だと、貼り物と思われてもしょうがないくらいで
どこで切るか棟梁も相当悩んだ様子です。
框、式台共に同じような木目でセットのようにも見えます。

No. 2010年2月17日

家具?

2階がそろそろ完成しそう。
残すは家具1つ
押入れもあるのですが、他の業種と取り合いが無いので
とりあえずおいておきます。
これで後は内部に土を塗れば
2階は形になります。
人員が1人減ったので、後々の段取りを考えながら
仕事を進めていきます。
何せ土壁は乾燥するのが遅いので・・・。

No. 2010年2月17日

左官工事

外部も本日から左官工事を本格的にしております。
暫くは天気も大丈夫そうなので。
心置きなく進めれますが、
冬はモルタルも乾きが悪いので
用心して進めます。

No. 2010年2月18日

セメント

これを何杯分壁に塗れば終わりなのか・・・。
自分でするんだったらなかなか気が滅入りそうです、
どの作業もなのですが、パッと見簡単に見えますが、
いざ自分でしようと思うと、まず出来ない事が多いです。
そのギャップが一番大きいのが左官工事だと思います。

No. 2010年2月23日

モルタル

ようやくモルタルも塗り終わりました。
2階の階高を低めに設定しているので
安定感があります。
大工さんも納得の外観
瓦庇が想像以上に良いバランス。

No. 2010年2月25日

1階進行中

2階がほぼ完成して、

1階に本格的にかかっております。

と言っても、枠や面倒な取り合いの加工は終わっているので、

手間のかかるのは和室とキッチンの家具くらいです。

今日は玄関の天井を貼る準備。

No. 2010年2月25日

トイレの腰板にメラミン板を貼って、
痛みきった鉋を直していました。
私が見ても解るくらい、見事に刃先がギザギザに。
滅多に触る事が無い材料ですが、
隙間無く綺麗に貼ってくれています。

No. 2010年3月1日

玄関天井

玄関の天井貼り終わりです。
この手の天井はいつも貼り終わる部分で苦労します。
何故かと言うと、天井裏からしか固定できないので、
天井裏が狭くなればなるほど貼りにくくなる為です。
今日も苦しそうに貼ってました、ナイスです。
そんな大工さんが苦労していた1階ですが、

2階の寝室、子供部屋は既に完成。
日曜日も左官工事に入ってくれていたので、
かなり仕上げが進んでいました。
一気に仕上げると湿気が凄まじく、
ほぼ家が完成している段階なので湿気の逃げ場が無く
結露だらけになるので、ちょくちょく仕上げます。
少しずつ温くなってきたから
乾きも良くなる・・・はず!

No. 2010年3月4日

無垢板を使うときはいつも気を使います
作りたての時はビスやボンドで隙間無く付けれるのですが、
時間が経つにつれ、予想外の反りや曲がりを出す事があり
それを防ぐ為に大工さんがあれこれ考えて
個人の趣味も交えつつ、色々な加工をしております。
床も今週で貼り終わりそうな感じです。

来週から応援で1人増え、
その人が家具、棟梁が和室の造作にかかります。
そろそろ大工さんの目処がついてきました。
私も仕上げの準備にかかります。

No. 2010年3月11日

和室

コツコツ和室の進行中。
普段はしない仕事が多いし
逃げの効かない仕事がばかりなので
慎重に進めざるをえません。
この現場は久しぶりに長押がついてますし

和室っぽい部屋はあっても
長押を廻す現場は久しぶりです。
なかなかここまで手を入れれる現場は無いので
ありがたい事です。

No. 2010年3月12日

不可解

いつ見ても
長押の入れ方は謎です。
長押は元々、柱と柱を繋ぎ補強する意味があったようですが
今はその意味は殆ど無く
装飾としての意味合いだけになっています。
ハンガー等を掛けやすい形状になっていますが

掛けちゃ駄目です。
家具もようやく形になってきました。
L型で高さもバラバラ
おまけに天板無垢、となかなかの難易度。
熊みたいな大工さんが組んでくれています。
大工さんみたいな熊かもしれません。

No. 2010年3月16日

雛留め

長押の留め仕事の部分です。
木の小口を見せないように加工しているのですが、
「雛留め」と呼ばれる仕事をしています。
最近では薄い木を貼るだけと、といったものも有りますが。
きっちり留め仕事をしています。
内部まで見て無いので定かではありませんが、
棟梁の事なので仕口を蟻でしている可能性大です。
懲りすぎです。

No. 2010年3月23日

天井板

これは棟梁が天井板を貼っていた所。
狭い天井裏に潜ってしっかり固定してくれています。
天井裏が広い場合は楽なのですが、
ここまで狭いとかなり苦戦します。
棟梁に申し訳無い気持ちで一杯です。

No. 2010年3月24日

石搬入

多いですねぇ。
縁石から敷石まで色々です。
石の仕上げにも色々ありまして、
普段使っているもので
水磨き、ノミ切り、バーナー、ビシャン、小叩き
等等、色々ございます。

同じ材料でも仕上げで表情が変わります
使う場所と、用途によって使い分けるので
床に使うのに、水磨き仕上げなんかにすると
濡れたときに滑って危ないので、バーナー仕上げを使ったり
といった感じです。

No. 2010年3月26日

内部最後の

手のかかる場所
玄関巾木でございます。
これを入れ終われば、中の工事は終わったようなもんです。
まぁ細々言えばありますが、
手間のかかる場所が多い現場なので
正直、私も、大工さんも日程を読みきれませんでした。
ですが、ここまで来れば後は私が工程を詰めるだけです。

No. 2010年3月26日

左官工事

とりあえず来週より、内部の左官工事にかかります。
来週末より、クロス工事、再来週中盤にキッチン等等
工程は組めているので大丈夫でしょう。
2階先に済ませといて良かった・・・。

No. 2010年3月27日

いよいよ

仕上げの都合上、小舞を組め無い部分が多くでてくるので
そこはこのボードを貼ってその上に土を塗ります。
片引き戸が付く所や、頑丈に組まねばならない部分は
土壁の場合だと厚みが出るのでどうしようもありません。
色々工夫しながらしています。

うちで多い仕上げの「中塗り」仕上げ。
言葉まんまですが、実は中間の仕上げです。
昔のように工期が「年」単位でかかる場合は最後に上塗りをかけれるのですが、
現在の工期では、土の乾燥が不十分で、上塗りをかけると
ひび割れが生じる可能性が高くなります。
クロスの様に簡単ではありませんが、
数年後には漆喰や珪藻土を塗ることも可能です。

No. 2010年3月30日

石と土

予定通り週末からクロス工事にかかれそうです。
足場も明日解体して、ようやくスッキリします。
何とか工程通りに現場も進んでいるので
一安心

土塗りもほぼ終了
何箇所か直しが必要な所もあるので
もう一度点検してまわろうと思います。
少し乾かないと、解り難い箇所もあるので。

No. 2010年4月1日

足場外れました

昨日足場が外れました。
待ちに待った足場の解体。
手間がかかっているだけあって
良い外観になりました。
瓦庇が素晴らしい。

中の左官工事も終え、
電気屋さんが、コンセントや、スイッチの穴を開けていってます。
外の配管工事も今日からする予定だったのですが、
生憎の雨。
土曜日からかなぁ。

No. 2010年4月6日

棚板

えらく本気の構えで何を削っているかと言いますと
「棚板」です。
手を抜けない男代表。
「抜かない」じゃ無く「抜けない」方です。

No. 2010年4月16日

譲れない

上野棟梁は譲りません
仕事に関して妥協と言う言葉を知らない人代表です
本体最後の仕事で、雨戸の戸を作っていますが、
鎧貼りの面倒な物です。
出来た物を見てもらえればわかるのですが、
まぁ・・・・
キッチリ作りすぎです。

そんな棟梁が外で仕事しているのですが、
中では美装と、エアコン取り付け。
月曜日には完了検査です。

No. 2010年4月19日

完了検査

完了検査が完了しました。
何だか疲れました。
土壁は工期が長いので
何だか疲れます。
ですが無事に完了検査を終えました。
手摺を付け忘れていたので
それだけ写真提出したら終わりです。
まだ社内検査が終わって無いので
手直しはあるかと思います。
検査は終わったので
とりあえず外の塀を段取りせねばなりません。
少々複雑な感じなので
悩み中。

No. 2010年4月22日

手作り手摺

付け忘れていました。
そんな私が残念です。
こういった類の物は
内部の仕上げが終わってから取り付けるので
取り付けに結構気を使います。
今回は既製品で無く
手作りの手摺です

シンプルに作りやすく、見栄え良く
こういった物をなかなか考える事が無いので
うっかり夢に出てきました。
うなされます。