【外観】
メリハリのついた外壁で、コントラストを意識した外観。
モダンな板塀は大工の手仕事で丁寧に造っている。
随所に見える木肌が、シャープさの中に温かみを感じられる。

【玄関】
丸窓から障子越しに光が入る、明るい玄関。
下駄箱の建具は、あえて古い板戸を意識した。モダンな中にも古風なデザインで、古備前の壺とも相性が良い。
藍染ののれんをくぐると、一方は土間収納、一方はお客様用のレストルームへと続く。

【ゲストルーム】
大工の手仕事で造った囲炉裏がシンボルとなるゲストルーム。
床は一定間隔で縦の板が走る、「朝鮮張り」という手間のかかる仕上げで、スタイリッシュな空間になっている。
壁は、土壁に用いられる柱と柱を繋げる「貫」を見せることで、あえて田舎風に造っている。

テーブルは、天板を外すと炭が焚けるように炉が切ってある。台座に貼った板は栗の古材を利用するなど、随所に職人の技術とこだわりが見える。

【LDK】
キッチンのある奥に向かって広がる勾配天井で、迫力ある空間のスケール感を演出。
こだわりのキッチンもしっくりなじみ、シックで落ち着きのある印象に。

【キッチンからリビングを臨む】
アイランドタイプのキッチンで、家事をしながらもリビングで遊ぶ子どもたちとのコミュニケーションに事欠かない。
キッチンからは、中庭はもちろん、ゲストルームまで見渡せる。高窓からはしっかりと採光も取れ、明るい空間になっている。

【ダイニング】
大きな高窓からは光がたっぷり。東に向いているので、夏場は暑さを遮り、明るさのみ取り込める。

【和室】
和室からも中庭の緑が望める。庭から直接アプローチがあり、離れの茶室のような空間。