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実例紹介

施工事例

妻入の家

交通量の多い道路に面した敷地であるため、道路側の開口部は最小限とし、プライバシーを確保した。外観は一見閉鎖的にみえるが、室内は南に大きく開き、道路側は視線を遮りつつ山並みが望める高窓を設け、開放感溢れる気持ちの良い空間となっている。

【外観】
”妻入”とは、屋根の傾斜に対し、直角にあたる側(八の字が見える側)に入り口がある家の造りのこと。
本を開いたような形の伝統的な「切妻屋根」が特徴。

【格子】
目隠しとしての格子はデザインのアクセントにもなっている。

【アプローチ・玄関】
玄関へと誘う上品な石畳のアプローチ。視線の先にある緑が来訪者をもてなす。
旅館をイメージした玄関は、ポストも雰囲気に見合ったデザインとしている。

【玄関収納】
飾り棚を兼ねた玄関収納。
奥の建具を開けると土間収納へと続く。

【玄関土間・和室】
ゆったりとした土間スペース。格子戸上部の開口からは柔らかい光が入ってくる。
天然木の丸太は手すりを兼ねている。
玄関側の襖を開け放つと和室と土間が一体的に使用でき、6畳以上の空間の客間となる。

【フレキシブルな空間構成】
襖を部分的に開け閉めすることで、客間とすることも、LDKの一部とすることも可能である。
締め切ってしまえば個室となる。

【空間の繋がり】
襖を開け放すとLDKと一体となり、繋がりが生まれる。
さらに、庭の緑に向かって大開口を設けることで、開放的な空間となる。

【リビング】
南側に大開口を設け、明るく、開放的なリビングとした。
和室はLDKと一体的利用を促すように、腰を掛けるのに丁度いい高さの小上がりとしている。

【ダイニングキッチン】
キッチン収納は造作することで、使い勝手の良い、目線の高さの収納を十分に確保した。
手の届かない位置は開口部とすることで、通風、採光を確保するだけでなく、北側の借景を活かす計画とした。

【借景】
キッチン収納の上部の開口部から、遠くの山の緑が見える。

【外部空間】
まとまった外部空間を確保することで、冬でも隣家の影響を受けることなく、室内に日差しが入ってくる。
また、約2mの軒があるため、夏の日差しは入ってこないだけでなく、雨の日でもウッドデッキが使用できる。

【外部空間】
まとまった外部空間を確保することで、冬でも隣家の影響を受けることなく、室内に日差しが入ってくる。
また、約2mの軒があるため、夏の日差しは入ってこないだけでなく、雨の日でもウッドデッキが使用できる。

【寝室】
それほど明るさを必要としない寝室は、風通しのための最小限の開口とし、カーテン等の目隠しがなくてもプライバシーが確保できる計画とした。

【ヌック】
ヌックとは、こぢんまりとした、落ち着きのある空間のこと。

【子ども部屋】
将来、間仕切りを設けることで2室にすることができる。
シンプルなつくりとしている。

【洗面化粧台・トイレ】
ドライヤーや歯ブラシといったアイテムの収納場所を予め想定して作ることで常に片付いた洗面化粧台となる。
引出内部にドライヤー用のコンセントを設置。三面鏡を既成品とすることで、使い勝手を優先させている。

窓:高所用すべり出し窓を採用して、採光・採風も取り入れる。
タイル:透明感があって涼しげなイメージ。ガラス製タイルを2色ミックス。
床:籐の立体感とリアルさを追求したフロアタイル。

客人も利用する1階のトイレはパウダールームを兼ねている。

【 妻入の家】

設計/施工
なんば建築工房

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