春濤終日 焼板・漆喰・木製格子 早島のモダン和風の家
- 新築
春の海 終日のたり のたりかな
与謝蕪村の句をモチーフに名付けられた「春濤終日」。
春濤(しゅんとう)とは春の岸に寄せる穏やかな波のこと。
春の海のように穏やかな暮らしを。
【外観】
焼き板、漆喰、木製格子など、伝統的な和の要素をふんだんに取り入れた和モダンの家。
玄関側の妻側屋根には手仕事の矢切格子をデザインに。
【外観】
町並みイメージに馴染ませる。緑のお裾分け。
【玄関ホール】
土壁、和紙、カリンの自然素材がお客様を出迎える。
【手洗い】
玄関からリビングまでの動線に、瓦タイルと陶器の落ち着きある手洗いスペースを設えた。
【LDK】
構造に必要な柱をリビング・ダイニングの間仕切りとして演出。
開放感のある空間も意味づけすることで、過ごし方が変わる。
【LDK】
リビングを望む対面キッチン。
床はヒノキ、天井はレッドシダーで、木に包まれたモダンな空間に仕上がった。
【テレビ台】
ダイニングにあるテレビ台は、ケヤキ板と和紙のクロスで和の雰囲気を演出した。
【和室】
ダイニングと併設する和室。
大工の気づかいで建具の溝は途中まで掘られており、閉めても建具が重ならないように。
細かい心配りも、手仕事だからこそ。
【和室】
建具を閉めれば個室として。建具を開ければ、ダイニングとつながる居間として。
フレキシブルな空間構成で、自由に使うことができる。
【トイレ】
建具（舞良戸）は、組子とレトロなガラスで和風の仕上げに。
【サーフボード置き場】
サーフィンが趣味のご主人の部屋には、サーフボード置き場を据え付け。
サーブボードに囲まれて、ゆったりと春の海のような暮らし。
【ウォークインクローゼット】
2階の寝室のWICには、北側の田園風景が望める作業スペースを設けた。
【 春濤終日】
- 設計/施工
- なんば建築工房
- エリア
- 都窪郡早島町
- 撮影
- 2021年
