庭へとのびる版築白壁の家
- 新築
郊外の閑静な分譲地の一画で、敷地面積約50坪、夫婦2人・子2人の4人の住まい。
延べ面積約29坪といったスタンダードな規模であるため、居心地の良さや、快適性、経済性などのバランスのとれた住宅モデルとなることを目指しました。
【庭屋一如】
外部空間である庭も建築の一部として扱って計画した。
外部空間を室内に取り入れるため、天井・壁・床の仕上を庭へとのばし、内部空間を庭まで引き伸ばすような構成とする。
空間が広く感じるだけでなく、外部空間と内部空間を繋ぐ装置でもある。
【リビング】
プライベートな庭に隣接した、開放的で居心地のよいリビングとした。
庭の眺めに対するノイズを排除するために、FIX窓は枠をなくし、ブラインドボックスを天井に仕込み、たたみ代を隠蔽している。
階段吹抜け上部には、重力換気を促す換気用の窓を設けており、優しく風が流れる。
【庭】
庭の地盤面を約40cm上げることでデッキとの段差が小さくなり、昇り降りしやすく、庭を一体的に使いやすい計画とした。
また、道路から約2mの塀の高さは、庭からだと約1.6mとなり、圧迫感なくプライバシーを確保している。
【 庭へとのびる版築白壁の家】
- 設計/施工
- なんば建築工房