住宅密集地の隙間にひらく都市型住宅
- 新築
住宅密集地の一画、約40坪で建蔽率50%という厳しい条件の立地。
周辺環境を考慮し、プライバシーを確保した開口部の設計や、吹抜とスキップフロアを有効的に利用した空間構成によって、住宅密集地の隙間にひらかれた、明るく開放的な家になりました。
南面を最大限に活用するため、ケラバを出さないデザインを採用。
まちに対しては、圧迫感を与えないよう外壁面の約半分をセットバックさせて、ボリュームを小さく見せています。
【ダイニングテーブル、カウンター】
タモの無垢板のダイニングテーブルは生活に溶け込むよう、シンプルなデザインに。
タイル張りのカウンターはキッチンの足元の目隠しになっており、キッチン側は収納になっている。
【リビング】
住宅地の隙間に向かって大開口を設けることで、明るく開放的なリビングを実現した。遠くの山を借景としている。
リビングから2階へ上がる階段はAV機器収納を兼ねており、壁体内を利用して配線することで、テレビ周辺をスッキリさせている。
飾り棚はスチール製で薄く作ることで、作品が浮かび上がるようなデザインとしている。
【リビング】
リビングからは1階のキッチン、2階のスタディコーナーの様子が覗える。
階段の昇降時に触れる機会が多い独立柱は堅木のケヤキで、見た目の美しい芯去り材を採用した。
吹き抜け上部、北側の開口部からは柔らかい光が入ってくる。
【 住宅密集地の隙間にひらく都市型住宅】
- 設計/施工
- なんば建築工房