光アルコーブと大きな軒下の平屋
- 新築
書画、インテリア雑貨などの製作を趣味とするご夫婦のためのアトリエのある平屋を計画しました。
思い入れのあるご実家の建て替えであるため、建材、庭、借景などの活用できるものは再利用し、想い出を引き継いでいます。
南側の既存の庭園、借景による眺めを最大限に生かすため、さらに温熱環境に配慮して、建築は道路へ平行にせず、約20度振った”真北”を軸としています。
アルコーブとは、壁の一部をくぼませて作る独立したスペースのこと。
【光アルコーブ】
玄関を入ると目に入る、壁を窪ませてできたアルコーブは、作品を展示する空間。
建築が作品のノイズにならないように、壁の入隅を塗りまわすことで線を消している。また、吹き抜けにすることで天井と壁が取り合わないように配慮した。
指数関数的に反り上がった天井の先には天窓を設けており、自然光が優しく作品を照らす。
【 光アルコーブと大きな軒下の平屋】
- 設計/施工
- なんば建築工房