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実例紹介

施工事例

4.2m 無垢カウンターダイニングの家

【外観】
焼板、漆喰、瓦。
シンプルながら、素材の素朴な質感が活きている。
南側の木製格子のベランダが外観のアクセントに。

【玄関】
和の雰囲気が増す、造作の木製引き戸。
新築時の白木ももちろん綺麗だが、年月を経るごとに味わい深く、色濃く変化するのも無垢材の良さ。
断熱性能を高めるため、ペアガラスを入れている。

左横に取りつけているのはポスト口。雨の日でも外に出ずに室内から新聞や郵便物を受け取れる。

【玄関・組子】
和の雰囲気を重視した、落ち着いた玄関。
土壁塗りの壁に、松の無垢板で造作した下駄箱、杉の建具、障子とよしず天井。自然素材に囲まれた、温かみのある空間。

正面には、全て手仕事で組み上げる繊細な組子の欄間が見える。
小さくても、ポイントとなる部分に組み込むと効果的。上品に和の印象を引き立ててくれる。建具の一部に取り入れる例もある。
欄間は奥の階段への明り取りの役割も果たしている。

正面の壁は漆喰塗。組子の欄間が引き立つよう色を変えている。

【LDK】
玄関とはがらっと雰囲気が変わり、明るい和モダンな雰囲気のLDK。
開放的な吹抜けのリビングに、奥に見えるのは4.2mのケヤキの一枚板から造作した、カウンターダイニング。

【ダイニング】
すっきりモダンながら、和の印象が感じられるダイニング。
ポイントとなる奥の壁は落ち着いた印象の深緑色に。造作の白木の棚、建具が生きる色合い。
四角い小窓もすっきりと見えるよう、下の台のみに木を配した。

キッチンの対面壁には、和柄のタイルを採用。雑多な印象にならないよう、色はグレーに。
無彩色であるグレーは色としてカウントされないため、すっきりと仕上げることができる。

照明器具もシンプルに計画。天井のダクトレールは自由に照明器具を配置でき、明るさの調整も可能。レール自体を天井面に埋め込み、極力存在感が出ないように配慮している。

【吹き抜け】
吹き抜け空間から見下ろしたリビング。南のベランダ越しのFIX窓からたっぷりと光が入り、とても明るい空間。

リビングとダイニングの間境天井には、ケヤキの丸太梁を設置。
構造としてはもちろん、存在として美しくある「構造美」として、ポイントとなる部分に適した素材を使用している。
大工職人の手仕事でしかできない家作り。

【リビング・ダイニング】
ケヤキの無垢板で造作したダイニングテーブルも職人の手仕事。
幅を継ぐため、「ちぎり」と呼ばれるリボン型の堅木で互いを繋いでおり、可愛らしい形がアクセントになっている。

無垢板のどっしりした印象を引き立てるよう、足は黒のアイアン製で造作。すっきりモダンな印象に。
掃出し窓のウッドブラインドも、タイルと同じくグレーで統一した。

【手洗い】
トイレの手洗いカウンター面にアクセントで貼った彩色和紙。
藍で染めた和紙は水にも強く、実用性も兼ねる。和紙の継ぎ目をあえて重ねて貼ることで、和紙の持つ自然な風合いと、手仕事の跡が感じられる。

手洗いボウルは信楽焼。カウンターは水に強いメラミンカウンター。メラミンは色柄が豊富なため、トイレや洗面まわりの造作で頻繁に使用される。

【 4.2m 無垢カウンターダイニングの家】

設計/施工
なんば建築工房

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