おばあちゃんから孫へ受け継がれる家
- 古民家再生
元々は草屋屋根だった平屋の家を、ご祖父母の代で現況の形に改修。ご両親は早くに他界されましたが、孫であるお施主様がこの家を守っていきたいと改修を決意されました。
玄関は間口を広げ、お客様を招き入れる空間に広がりをもたせました。リビングは真壁仕様の塗壁と天井板で和洋折衷に。
建具のデザインで個性を持たせ、リビングとダイニングキッチンを繋ぐ壁には、明り取りにもなる組子格子の建具をはめ込みました。この組子の建具には古ガラスを再利用し、以前の建物の面影を残しています。
奥のおばあちゃんの部屋には以前の建具を移設するなど、無駄遣いの無い計画で進めていきました。
繋がった和室は地袋を設け使い勝手も良く、一新されて心地よい空間になりました。
さらに、2階には構造的に撤去できない既存の梁を残す事で、古民家の雰囲気を味わえる趣味のお部屋を新しく作りました。
【 おばあちゃんから孫へ受け継がれる家】
- 設計/施工
- なんば建築工房