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実例紹介

施工事例

暮らしを愉しむ古民家再生

奥様のご実家である、築100年以上の古民家。

昭和時代に増築・改築を繰り返した建物でしたが、今回、ご両親と共に暮らすこととなり、リノベーションをすることになりました。

母屋、離れ、蔵が合わさって一つの建物のようになっており、規模が大きいため、母屋部分は既存のまま、増築部分と蔵を改修し、二世帯で暮らせるように計画をしました。
既存部分と改築部分の雰囲気を違和感なく馴染ませる技術こそ、プロの職人技。

こだわりは、離れの2階に設けた趣味の部屋。
まちを見下ろす高台のため、ここから見る景色が何よりのお気に入りだそう。

【外観】
玄関は既存のまま。
玄関脇のデッキは以前の外観を損なわぬよう、シンプルに仕上げた。

【唐紙】
上吊り収納の建具は唐紙貼り。
お気に入りの紙と柄を組み合わせて、オリジナルで製作した。

【LDK】
二世帯の共有のリビング。
廊下を挟んだ2部屋だったところを1部屋のLDKに改築。
大きな掃出しの窓を設けることで、明るい空間になった。

構造的に抜けない柱を残したが、おかげで空間にメリハリを演出できた。

【LDK】
キッチンで作業しながら子どもの様子が目に入るので、コミュニケーションも難なく出来る。
カウンターの下には収納を設け、物が多くなりがちなリビングもすっきり片付く。

格子風の建具はオーダーメイドで。相談しながらデザインを決めたので、大きさも思い通りに。

【サンルーム】
離れにはサンルームを設けた。
夏は洗濯物がよく乾き、冬は日向ぼっこと、さまざまな用途で使える。
季節の良い時は、椅子に腰掛けて庭を眺めるのが至高の時間。

【サンルーム】
犬走り部分には、お気に入りのタイルやビー玉をお施主様ご家族でちりばめた。
楽しい共同作業で、家づくりの思い出にもなった。

【中廊下】
暗くなりがちな中廊下だが、ガラス瓦とアクリル板で光を取り込むことで、明るい空間に。

【寝室】
構造現しの勾配天井にすることで、開放感のある空間になった。
お気に入りの壁紙がアクセントに。

【趣味の部屋】
蔵を改造した趣味の空間。
音漏れも気にすることなく、映画を見るも良し、音楽を奏でるも良し。
遮るもののない高台の立地を活かし、思い切った大開口窓を施した。

【引き出し】
思い出のある古タンスをなんとか活かせないか、と相談をしたところ、大工さんが引き出しに合わせた棚を造作してくれた。

【 暮らしを愉しむ古民家再生】

設計/施工
なんば建築工房
エリア
岡山市
撮影
2015年

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