通り土間のあるレトロ和風住宅

新築

玄関を入ると通り土間があり、北に抜けると土間収納とキッチンに通じる通路に。
大空間を支えるヒバの古材とケヤキ丸太は、機能を兼ね備えた存在感があります。
また、キッチン部分がスキップフロアになっており、リビングの座卓でくつろぐ家族との目線が近づく工夫が。
たくさんの見どころがある、レトロ和風住宅です。

【外観】
和型瓦と漆喰風の吹付、焼き板による和モダンな外観。
南に縁側と下屋根をつけることで、庭とのつながりをつくっている。

【玄関】
玄関は木製の引き戸。
既製品とはまた違った、趣ある木製格子の空間になっている。
玄関ポーチには臼が置いてあり、金魚や水草が来訪者を出迎える。

【通り土間】
通り土間は、土間収納やパントリーの役割も果たしている。
さらに、裏のご実家へのアプローチにもなっており、様々なシーンで活躍する場。

【下駄箱収納】
カリンの天板を施した、大容量の下駄箱収納。
障子戸の前に暖簾を添えて、おもてなしの場となっている。

【通り土間】
三和土の土間には、アクセントとして古瓦を埋め込んだ。
この瓦は、以前建っていた納屋のもの。先代の思いをさりげなく引き継いでいる。

飾り棚には印象的な漆塗りの和紙を貼った。
花器と生けられた花が季節を感じさせてくれる。

【LDK】
ダイニングとキッチンのつながりが生活を豊かにする、開放的なLDK空間。
スキップフロアは座卓に座る家族との距離を縮めてくれる。
朝はカウンターで家事をしながら、コミュニケーションがとれる。

【キッチン】
お施主様のこだわりで、ベースは座卓での生活スタイル。
そのため、キッチンの床レベルを下げることで目線の高さを揃えた。
オープンなアイランド型キッチンは空間の広がりを感じられ、キッチンからお庭を眺められる素敵な空間になった。

【LDK】
開放的なLDKに際立つ、ケヤキ丸太と古材の梁。
構造美がキッチンを彩っている。
キッチン背面に設けた窓からは自然光が差し込み、清潔感の感じられる空間に。

【古材の梁】
当社に眠っていたヒバの古材を使用した、現しの梁。元はデトロイトで使われていたものとのこと。
大断面を活かして、空間を作っている。

【吹き抜け】
吹き抜けとしたことでたっぷりと光を取り込み、明るい空間へ。
小屋の構造が美しく映る。

【2F】
ケヤキ丸太の架かる吹き抜けに通じる廊下。
アイアンの手すりとケヤキ丸太で、どことなくモダンな雰囲気に仕上がった。
各部屋の気配が感じられるのは、吹き抜けならでは。

外観のアクセントにもなっている丸窓は、内側に障子をつけ、採光と和の演出に一役買っている。
この空間は趣味のオーディオスペースにもなっており、和と音楽の調和がとれている。