倉敷市/志ある若手大工さんを迎えて

今年も、志ある若き大工の卵が、株式会社なんば建築工房に新たに加わってくれました。
高校を卒業し、「手に職をつけたい」「大工という道で生きたい」「古民家リノベなどしてみたい」という強い想いを持って、私たちの門を叩いてくれた新入社員です。
1ヶ月間、事務所にて経理・広報・営業・設計・監督と、各部署を回りながら研修を行い、建築の流れや会社全体の動きを学びました。
そして今日から、いよいよ現場で、親方のもとについて本格的な大工修業が始まります。
実は彼は、私の息子と年齢も近く、若い背中を見ていると自然と「何としても立派な大工に育てたい」という気持ちが湧き上がってきます。
今、世の中では深刻な職人不足が叫ばれています。
多くのハウスメーカーや住宅会社では、コストや手間を理由に、自社で大工を育てるのではなく、外注の大工さんに頼るスタイルが当たり前になっています。
しかし、これこそが、長年にわたる業界全体の「人を育てる責任」を放棄してきた結果だと、私は強く思います。
今後も、株式会社なんば建築工房は、職人だからこそできる本物の古民家リフォームや、古民家リノベーションにも力を入れて取り組んでまいります。そして、手仕事の価値をもっと世の中に伝え、共感していただけるよう、努力をしていこうと心に誓いました。
だからこそ、私たちなんば建築工房では、【人材育成と技術継承】を経営理念の中心に据え、(▶︎経営理念はこちら)
大工職人を社員として迎え入れ、自社でじっくりと育成しています。
利益優先ではなく、未来のために。
そして何より、日本の伝統的な「手仕事」を絶やさぬために。
新しい仲間の成長を、どうか温かく見守っていただけたら幸いです。